前回、アイデアの花を捨ててしまうこともあるとお話ししましたが、何故そんなに勿体ないことをするのかという点について簡単に説明を致します。 そもそも捨てるアイデアの花というのは、閃いた瞬間には良いと感じたはずですが、それについていくら考えてもどれだけ議論しても一向に美味しい実がならないと判断できるアイデアを指しています。残...(全て読む)
「第8章 アイデアの花」目次
- 第66話 アイデアの花を捨てる
- 第65話 アイデアは閃いた瞬間に保存する
- 第64話 思いついたアイデアを忘れる?
- 第63話 逆転の発想も
- 第62話 儲からないサービスをどうするか
- 第61話 喜怒哀楽発想法
- 第60話 アイデア閃きテクニック
- 第59話 花にするお題:その5(もし○○と○○を掛け合わせたら......)
- 第58話 花にするお題:その4(もし○○さんに説明するなら......)
- 第57話 誰かの発想を真似してみる
- 第56話 花にするお題:その3(もし自分が○○さんだったら......)
- 第55話 『無料携帯電話事業』......もし自分が孫正義だったら
- 第54話 花にするお題:その2(もし自分が○○だったとしたら......)
- 第53話 『マンションコミュニティ』.........誰もが家を買うようになれば
- 第52話 『ミクル掲示板』......もし荒らせない仕組みがあれば
- 第51話 『ドコモやauとGoogleの提携』......近い過去で検証
- 第50話 『ぐにゃぐにゃパソコン』......SF近未来小説
- 第49話 『Googleケータイ』
- 第48話 『携帯電話風端末』......技術進化の先を読む
- 第47話 『コンセントSPOT』......更に数年先もイメージする
- 第46話 『電源カフェ』......街中で何時間もパソコンを使う
- 第45話 花にするお題:その1(もし○○が○○できるようになったら......)
- 第44話 『紀伊国屋でヒラメク』
- 第43話 『トイレやお風呂でヒラメク』
- 第42話 『朝日新聞でヒラメク』......新聞2紙購読
- 第41話 『Windows サイドバーでヒラメク』......誰でも毎日
- 第40話 『Google デスクトップでヒラメク』......RSSの活用
- 第39話 『あいのり卒業旅行』......無さそうなヒラメキ
- 第38話 『卒業旅行お任せパック』......分解と組み合わせ
- 第37話 『卒業旅行は複数回で』......読む前にイメージする
- 第36話 『日経新聞でヒラメク』......見出しの活用
- 第35話 ヒラメキ力を向上させる訓練法
- 第34話 『ソーシャルメール』......[A]×[B]=アイデアの花
- 第33話 『学校CGM』......[A]×[B]
- 第32話 『着うたフル』......[A]を外して[B]を取り出す
- 第31話 『モバイルスイカ』......[A]に[B]を掛けると[C]が出る
- 第30話 『冬のソナタ』......やっぱり最後はそういうオチ?
- 第29話 『陣内智則の一人コント』......勘違いからの「オチ」
- 第28話 『大喜利』......[A]と掛けまして[B]と説きます
- 第27話 [A] ×[B]の発想
- 第26話 『Wii v.s. PS3』...任天堂とSONYが用いたアイデアの種
- 第25話 『チップ制』......欧米では当たり前の習慣もアイデアです
- 第24話 『家賃無料のチョンセ』.......習慣も仕組みもアイデア
- 第23話 『消費税』.......行政サービスや国家制度も海外のアイデア
- 第22話 『mixi』.......ネットサービスはほとんど海外発
- 第21話 『シリアルダイエットカフェ』.......海外で海外にも無い発想を
- 第20話 『紅茶用低脂肪ミルクポーション』......何故、日本には無いのだろうか?
- 第19話 『コーヒーに入れる低脂肪乳』......低脂肪乳という新しいアイデアの種
- 第18話 『コーヒーフレッシュ』......カフェにもアイデアが
- 第17話 『フリーペーパー事業』......なるほど。これいいな。
- 第16話 『不動産購入セミナー動画配信』......日常ニーズ+アイデアの種
- 第15話 『買い物代行サービス』......日常生活の中にもニーズが隠れている
- 第14話 『合コン仲介サービス』......新しいサービスのニーズはあなたの中に潜んでいる
- 第13話 『同窓会代行サービス』......普段と違うことをしてみる
- 第12話 ドメイン名や1つの音でさえもアイデアの種
- 第11話 利用者側の視点+提供者側の視点
- 第10話 会社名のネーミング
- 第9話 視点の変化「顧客目線でサービスを見る」
- 第8話 持ち回りイジメ制度の結末は?
- 第7話 持ち回りイジメ制度
- 第6話 逆転の発想「否定される考え方をしてみる」
- 第5話 トイレ&弓矢
- 第4話 モバゲーにおけるモバG欲しさの友達紹介制度
- 第3話 年金制度もネズミ講?
- 第2話 インターネット&口コミの無限連鎖
- 第1話 発想の転換「全く異なる物事と勘違いさせる」
- アイデアの花が咲く時の思考パターン
第65話 アイデアは閃いた瞬間に保存する (2009/05/29)
作曲家の方はボイスレコーダーを持ち歩いていると聞きます。それはアイデアと同じで頭の中に流れてきたメロディはすぐに忘れて再現できないため、思いついた瞬間にボイスレコーダーに残しておく必要があるからです。 私もアイデアが閃くのと何か関係があるのかは分かりませんが、頻繁に新しいメロディを思いつき口ずさんでいます。適当ですので...(全て読む)
第64話 思いついたアイデアを忘れる? (2009/05/28)
今、すっごい良いことを思いついたのにどんなことだったか思い出せない。そんな経験をされたことはありませんか? 自分の中ではとんでもなく画期的な閃きだと感じていたにも関わらず、誰かに話しもせず、どこかに書き残すのでも無く忘れてしまうということは、アイデアに限らず何かを話そうとしている時などにもよくあることだと思います。 何...(全て読む)
第63話 逆転の発想も (2009/05/27)
前回で上げたような一つずつの選択肢において、利用者がどのように感じるだろうか、それによるマイナスはどの程度だろうかということをイメージしてみます。 ただそれだけでは全部の対策がマイナスなので「怒」か「哀」という程度の問題になりますから逆の角度から考えてみます。 つまり「怒」「哀」と最小限に抑えつつ「喜」「楽」となるサー...(全て読む)
第62話 儲からないサービスをどうするか (2009/05/26)
前回の喜怒哀楽発想法は様々なケースで応用が可能です。 あなたがインターネットサービスを提供しているとしましょう。これまでずっと無料でサービスを提供していたのだけど、このままでは赤字が膨らんで結局はサービス廃止に追い込まれるかもしれない。それでは元も子もないぞ。 そこであなたの会社では対策会議が開かれるわけです。 ある社...(全て読む)
第61話 喜怒哀楽発想法 (2009/05/25)
例えばの話ですが、あなたが主婦だったとしてご主人の給料が減ってしまったとしましょう。主婦のあなたは何とかその危機を乗り切りたいと考えます。 では、晩ご飯のおかずを一品減らしてみたらどうだろうか? まずご主人はどう感じるでしょうか? お子さんはどう感じるでしょうか? ご主人は「給料が減って奥さんに迷惑掛けてしまった。」と...(全て読む)
第60話 アイデア閃きテクニック (2009/05/22)
花を咲かせるテクニックにはいろいろな方法があります。 サービス業など個人を対象にお仕事をされている方もいらっしゃるでしょうし、主婦の方などでご主人やお子さんなどに手を焼かれている方もいらっしゃるかと思いますが、そんな方にお薦めの、私も良く行っているテクニックをご紹介致します。 喜怒哀楽イメージ法と名付けていまして、使う...(全て読む)
第59話 花にするお題:その5(もし○○と○○を掛け合わせたら......) (2008/12/12)
アイデアを求めておられる方の中で、例えばですが、コーヒーと紅茶を混ぜて飲んだことがある人がどれ位いらっしゃるでしょうか? コーヒーにミルクを入れてカフェオレにして飲んだり、紅茶にミルクを入れてティーオーレとして飲んだりといったことは、ごく普通のことですよね。そのようにすることに何の抵抗も無いでしょうし、当たり前だと思っ...(全て読む)
第58話 花にするお題:その4(もし○○さんに説明するなら......) (2008/12/11)
想定した誰かに何かを伝えようとする。 これも無理矢理の仮定方法ですが、誰かに何かを頼まれたとして、その役目を果たそうとしてみるといった方法です。 例をいくつか挙げてみましょう。 「あなたは首相官邸に呼ばれました。首相から、この日本を良くするインターネットサービスを日本政府として考えているんだが、あなたに是非ともアイデア...(全て読む)
第57話 誰かの発想を真似してみる (2008/12/10)
誰かの発想を真似してみるというのも、実は簡単なアイデアの花の咲かせ方です。 単純な話、何かに対してこれまでと同じ見方をしていてはアイデアの花は咲かないわけですから、根本的に自分の発想の仕方を変えてみるわけです。 そうはいっても、凝り固まった思考回路をいきなり変えるのも難しい作業ですから、人の真似をしてみるというところか...(全て読む)
第56話 花にするお題:その3(もし自分が○○さんだったら......) (2008/12/09)
身近な人になってみる→もし自分が○○さんだったら 簡単な発想法の一つですが、相手の立場になって考えてみるとか、ユーザーの立場になって考えてみるといったことの応用編です。 例えば、身近にアイデアが良く閃く人がいたとしたら、その人に成りきって考えてみるといった方法です。また、責任のある立場の人に成りきって考えてみるのです。...(全て読む)
第55話 『無料携帯電話事業』......もし自分が孫正義だったら (2008/12/08)
「あなたはソフトバンクの孫正義氏です。さて、あなたなら今度はどんな携帯事業を展開しますか?」 そっか、孫さんかあ。中途半端な事業はやらないだろうから...... 「毎月の固定費が0円の携帯電話事業を始めたらどうだろう? しかも、YahooBB(ソフトバンクのインターネット接続サービス)のインターネット回線を用いた通話は...(全て読む)
第54話 花にするお題:その2(もし自分が○○だったとしたら......) (2008/12/05)
成りきり発想→「もし自分が○○だったとしたら......。」 これは多くの人が日常の会話の中でやっていませんか? 「いやあ、解ってないわあ。自分が部長だったらこうしてるよ。」 「何で解らんのやろう。僕が首相だったらこうするのになあ。」 「僕があの人の立場だったらそんな失敗はしないと思うのになあ。」 立場を変えて考えてみ...(全て読む)
第53話 『マンションコミュニティ』.........誰もが家を買うようになれば (2008/12/04)
2001年にサービス提供を開始したマンション購入応援サイトである『マンションコミュニティ(当時eマンション)』のケースでは、「もし住宅購入がもっと身近になったら......。」という予想から企画をスタートさせました。 開発を始めたのは1999年でして、まだ「夢のマイホーム」という言葉通り、普通のサラリーマンが簡単にマン...(全て読む)
第52話 『ミクル掲示板』......もし荒らせない仕組みがあれば (2008/12/03)
もし○○が......といったお題で実際に僕自身が行った発想について具体例を紹介します。 僕の会社で提供しています『ミクル掲示板』は「もし掲示板を荒らせない仕組みがあれば......。」というお題から始まりました。 全ての投稿者が特定できれば、悪質な利用者がいた場合に、その利用者からの投稿を出来ないようにする仕組みが可...(全て読む)
第51話 『ドコモやauとGoogleの提携』......近い過去で検証 (2008/12/02)
前回はSF小説のような極端な例で説明を致しましたが、数年前までは「もし携帯電話を世界中の人が持つようになれば......。」といったことすらイメージしていなかったかもしれません。 今度は逆に近い過去の事例を見てみたいと思います。 「もし高速インターネットが何処にいても使えるようになれば......。」といったことも、既...(全て読む)
第50話 『ぐにゃぐにゃパソコン』......SF近未来小説 (2008/12/01)
当たり前のことですが、あなたが必要としているアイデアは、決して過去に対してのものでは無く、未来に対してのものです。ということは、考えついたアイデアが現実のものになっているのは、必ず未来のことです。 そのことから、アイデアの花の咲かせ方として、意図的に未来社会をイメージしてみましょうというわけです。 少し元に戻りますと、...(全て読む)
第49話 『Googleケータイ』 (2008/11/28)
見た目は携帯電話であっても1000万画素以上のカメラやビデオが搭載され、音声通信機能、音楽再生機能、ストリーミング再生機能、インターネット閲覧機能、GPS機能、ゲーム機能、サーバー機能、認証機能、決済機能など、パソコンで実現されているものが全て、小さな端末でも可能になっていることでしょう。 そういった状況を見越してのこ...(全て読む)
第48話 『携帯電話風端末』......技術進化の先を読む (2008/11/27)
元々NTTが提供していた固定電話はどんな家庭でも必須のものようでしたが、今となっては携帯電話を誰もが持つようになり、携帯しか持たない人も多くなりました。そして、早くもその携帯電話ですら、近い未来にどうなるか分からない状況を迎えています。 先ほど紹介したような公衆無線LANサービス『WiMAX』が一般的になると、VOIP...(全て読む)
第47話 『コンセントSPOT』......更に数年先もイメージする (2008/11/26)
前回思いついた『電源カフェ』は、仕事をするという目的で利用する場所ですから、毎日通えて、長時間居ても良いような快適性が必要ですし、飲み物や食事の提供も併せて大切になってくるはずです。この先は【アイデアの実】にする作業ですが、未来予測からアイデアを生むというのはこのような感じです。 ネーミングが良く無いので、『フリーコン...(全て読む)
第46話 『電源カフェ』......街中で何時間もパソコンを使う (2008/11/25)
前回のお題の元となるのは日本中どこでも高速インターネットが利用できるWiMaxというサービスが低価格で普及したらという前提です。早速、考えてみましょう。 セキュリティの高いインターネット環境とノートパソコンさえあれば、会社のデスクにいるのと変わらない仕事環境が手に入るようになります。そこで、 「もし誰もが街中で何時間も...(全て読む)
第45話 花にするお題:その1(もし○○が○○できるようになったら......) (2008/11/21)
閃きは、何時起こるかも分からず、突然どこからか舞い降りて来るような感じかと思いますが、意図的に閃きを起こす方法をいくつかご紹介致します。 花にするお題:その1 近未来を予測する→もし○○が○○するようになったら...... 普段の会話の中でも「もしあれがこうなったらおもろいのになあ。」なんて冗談を言ったつもりが「いや、...(全て読む)
第44話 『紀伊国屋でヒラメク』 (2008/11/20)
書籍には実にたくさんの人の【アイデアの実】【アイデアの花】【アイデアの種】が詰まっております。既に多数のアイデアが公開されているわけですから活用しない手はありません。 ☆ヒラメク訓練法 その5:書店や図書館の活用 本と言いましても、ジャンル毎に本が並んでいる状態が必要です。また、中身を確認できなければ意味がありませんか...(全て読む)
第43話 『トイレやお風呂でヒラメク』 (2008/11/19)
新聞配達がありますから、アナログではありながらもRSSと同じく新しい情報が毎日届きますし、自分の興味に関係なく様々なジャンルの話題があります。 アイデア力を高めるには、関心のあることのみに興味を持っているだけでは駄目なのです。様々なことに興味、関心、疑問を持ち、情報、つまり【アイデアの種】をインプットすると共に、何故そ...(全て読む)
第42話 『朝日新聞でヒラメク』......新聞2紙購読 (2008/11/18)
普段、私が行っています、とっておきの方法を、もう一つご紹介します。 ☆ヒラメク訓練法 その4:新聞2紙購読 新聞の見出しでヒラメクという方法に加えまして、私の場合は、毎日2紙の新聞を用いまして、自分の興味に関係なく、様々な分野の内容を1時間ほど掛けて読んでいます。 重要なことは2つありまして、アイデアイメージトレーニン...(全て読む)
第41話 『Windows サイドバーでヒラメク』......誰でも毎日 (2008/11/17)
ヒラメク訓練法 その2として紹介しました続きです。 RSSは、新聞とは異なりまして、本文が含まれないタイトルだけ、もしくは本文の最初の部分のみしか見ることができないという点が重要です。? 普段の利用であれば、タイトルを見て、新聞を読んでいる時と同じく中身が知りたくなってホームページを表示させて内容を確認するでしょう。 ...(全て読む)
第40話 『Google デスクトップでヒラメク』......RSSの活用 (2008/11/14)
新聞でもヒラメク訓練は出来るのですが、お金が掛かるのがちょっとなあと思われる方に、次の方法をお勧めします。 ☆ヒラメク訓練法 その2:RSSリーダーでヒラメク RSSリーダーというツールを使う訓練は、より実践的な手法の一つです。特にGoogle DesktopのRSSリーダーである『ウェブ クリップ』を、デスクトップ右...(全て読む)
第39話 『あいのり卒業旅行』......無さそうなヒラメキ (2008/11/13)
前回は『卒業旅行は複数回で』という見出しを分解して取り出した種の組み合わせを、単純に見てみました。この記事は【日経新聞】にニュース的に掲載されていたものですから、【ニュース性】【ビジネス性】【ユニーク】【特徴的】などの【アイデアの種】も存在するのではというイメージが可能です。 前回の【節約】【低価格】といったアプローチ...(全て読む)
第38話 『卒業旅行お任せパック』......分解と組み合わせ (2008/11/12)
今日までに皆さんはいくつの企画を考えついたでしょうか? では、実際に私がイメージした企画を列挙してみましょう。 1.???? それぞれの友達の連絡先を旅行代理店に教えておくと、行き先の希望やツアー内容、スケジュールまで調整してくれるサービスはどうだろうか? 2.???? 複数回行くにはお金が足りないので、現地観光などの...(全て読む)
第37話 『卒業旅行は複数回で』......読む前にイメージする (2008/11/11)
ヒラメキ力の訓練において、新聞を普通に読むという行為は、例えば、小中学生の頃、教科書の例題を解く際に、最後のページの方の回答を考えもせずに見てしまっているような「ズル」をしている状態と言えます。人間の脳は働くことに対して節約しようとする傾向があるようですから「ズル」をするのも無理はありませんが、アイデアが閃く脳作りのた...(全て読む)
第36話 『日経新聞でヒラメク』......見出しの活用 (2008/11/10)
最も簡単で、最も効果的な「アイデア閃き訓練法」をまずはご紹介します。? ノックを受けるかのように、何回も何回も繰り返しアイデアを出す作業を行うことが非常に重要です。ですが、そういった機会は、ただ待っているだけで、向こうからやって来るものではありません。しかし、実は身近なところに、いくらでもそのチャンスが転がっているので...(全て読む)
第35話 ヒラメキ力を向上させる訓練法 (2008/11/07)
【アイデアの種】から【アイデアの花】を咲かせるヒラメキ力は誰でも持っているというものではありません。これは産まれてすぐに計算力があるわけでは無いのと全く同じことです。練習をしなければ身に付かない能力なのです。ですが、ご紹介したように、この数字とこの数字を足すとこの数字になるという様にイメージできる計算力と非常に良く似て...(全て読む)
第34話 『ソーシャルメール』......[A]×[B]=アイデアの花 (2008/11/06)
【ソーシャルフォト】【ソーシャルメール】【ソーシャルパソコン】【ソーシャルサーチ】【ソーシャルネットワークゲーム】【ソーシャルBBS】といった具合に行って下さい。 既にサービスとして存在するものもあるでしょうし、有ったとしても一般的になっていないもの、組み合わせてもさっぱり意味の無いものなどを繰り返していくうちに、これ...(全て読む)
第33話 『学校CGM』......[A]×[B] (2008/11/05)
では、皆さんも[B]の【ソーシャル】【オープン】【CGM】【モバイル】に[A]という【アイデアの種】を書き出してみたものを実際に組み合わせてみて下さい。 無理矢理ですが、【ソーシャルラジオ】【オープンディクショナリー】【学校CGM】【モバイルコンサート】などは有りそうかなと思いますがここではとにかく何でもくっつけて、ど...(全て読む)
第32話 『着うたフル』......[A]を外して[B]を取り出す (2008/11/04)
前回の【ソーシャルネットワークサービス(SNS)】【ソーシャルニュース】【オープンデータベース】【オープンプログラム(API)】【CGMビデオサービス】【モバイルSUICA】【モバイルテレビ(ワンセグ)】【モバイルミュージック(着うたフル)】から概念となる[A]の種を外してみましょう。 確認してみますと[B]は【ネット...(全て読む)
第31話 『モバイルスイカ』......[A]に[B]を掛けると[C]が出る (2008/10/31)
アイデア発想の基本パターンである【[A]に[B]を掛けて[C]というアイデアが産まれる】という発想方法を具体的に試してみましょう。 例えばですが、あなたがインターネットビジネスについて、新規ビジネスを検討しているとします。大抵の場合は、当たり前ですが"成功するビジネス"を検討することが多いでしょうから、そういったケース...(全て読む)
第30話 『冬のソナタ』......やっぱり最後はそういうオチ? (2008/10/30)
今回は、ドラマや映画の「オチ」について見てみましょう。例えばですが、裏切り系では「実は腹違いの兄妹」「意外なカップルの誕生」「実は恨みの復讐」「主人公の死」などで、正統派パターン系では「主人公の大成功」「主人公同士が結ばれる」といったものですが、これらの展開は全て「オチ」が付いて、観ている人がどちらにせよ「なるほど、そ...(全て読む)
第29話 『陣内智則の一人コント』......勘違いからの「オチ」 (2008/10/29)
大喜利をご存じでない方も、漫才や落語での「オチ」についてはご存じかと思います。 漫才で言えば「ボケ」が勘違いを演出して「ツッコミ」で「オチ」を付けます。漫才でなくても陣内智則さん(藤原紀香と結婚した吉本興業所属の芸人)の一人コントでは勘違いから来る「オチ」で観客を笑わせます。 また、落語で言えば話の中に登場する主人公が...(全て読む)
第28話 『大喜利』......[A]と掛けまして[B]と説きます (2008/10/28)
前回、実践編に移りましょうと申し上げましたが、少しだけ横道にそれて、アイデアを思いつく時のイメージをしてもらうためのお話です。 さてさて、唐突ですが「大喜利」ってご存じでしょうか? 読めない方も中にはいらっしゃるかもしれませんね。これは「おおぎり」と読みまして、落語家さんが出されたお題[A]に対して次のように返します。...(全て読む)
第27話 [A] ×[B]の発想 (2008/10/27)
前回までたくさんの具体的事例で【アイデアの種】の組み合わせから新しい【アイデアの花】が産まれるということについて見てみました。 既に存在するアイデアを持ってくるだけでも良いと説明しました。とはいえ、オリジナルのアイデアをどんどん作り出したいからこそ、この本を読まれているはずですよね。 どのようになっているかをご覧頂くこ...(全て読む)
第26話 『Wii v.s. PS3』...任天堂とSONYが用いたアイデアの種 (2008/10/24)
前回も習慣の違いにもアイデアが含まれるということを紹介しましたが、例えば仕事の後、職場仲間との時間よりも家族と過ごす時間を大切にするといった、アメリカでは当たり前の考え方が、日本でも一般的な時代が訪れると思えたとしましょう。景気も悪くなりますし、外で過ごす時間より家で過ごす時間も増えると考えてみます。 そうしますと、こ...(全て読む)
第25話 『チップ制』......欧米では当たり前の習慣もアイデアです (2008/10/23)
海外には、単純に日本に無いものがあったり、日本ではまだ成功していないサービスがあったりするだけではありません。 アイデアを考えているのはあなた自身なわけですから、つまりあなたの考え方に左右されるはずです。既に凝り固まった物の見方、既成概念が邪魔をすることが多々あるかと思います。そういったことに邪魔されていることすら、普...(全て読む)
第24話 『家賃無料のチョンセ』.......習慣も仕組みもアイデア (2008/10/22)
前回は、政治制度などについて触れましたが商習慣もアイデアと言えます。例えば、不動産流通、サービス業などにおける仕組みです。 事例を挙げてみますと、お隣の韓国ではマンションなどの不動産賃貸の際、日本と同様の家賃制度もあるのですが、『チョンセ』という仕組みが一般的です。 賃借人は先に何百万円もの...(全て読む)
第23話 『消費税』.......行政サービスや国家制度も海外のアイデア (2008/10/21)
さて、前回までに紹介したような、「既にあるものから発想する」といったことは、製品やビジネスだけに限ることではありません。 行政サービスや政治の仕組みでも、日本とは異なることが実にたくさんありますし、既に取り入れられた制度も多数あります。 毎日、納めている消費税も何百年も前にオランダで始まった税金のアイデアですし、議院内...(全て読む)
第22話 『mixi』.......ネットサービスはほとんど海外発 (2008/10/20)
海外に行って考えようと紹介させて頂きましたが簡単には行けませんよね。すみません。 日本にいながらにして、海外のアイデアに簡単に触れることができるものもあります。ご存じのとおりインターネットビジネスです。 インターネットサービスは国を超えて利用することも可能なサービスが多いですから、もしあなたが新しいネットビジネスを検討...(全て読む)
第21話 『シリアルダイエットカフェ』.......海外で海外にも無い発想を (2008/10/17)
前回に引き続いて海外でよく見かける商品についてのヒラメキです。 例えば朝食の定番である「シリアル」。とうもろこしや大麦、小麦などから作られ「コーンフレーク」とも言われますが、日本では極めて種類が少ないです。しかしながら、日本でも売れるだろうなと思える製品が、海外では多数売られています。 では、アイデアの種として【健康】...(全て読む)
第20話 『紅茶用低脂肪ミルクポーション』......何故、日本には無いのだろうか? (2008/10/16)
前回のオーストラリアで出会いました『紅茶用低脂肪ミルクポーション』について日本に存在するのかを確認してみました。 日本ではどうなのかを調べてみますと近いものは存在しました。 【脂肪分】で分解しますと【低脂肪】【高脂肪】に分けられます。 【高脂肪】のものでは『ミルク産まれのクリープ』ポーションタイプのものが【乳製品】から...(全て読む)
第19話 『コーヒーに入れる低脂肪乳』......低脂肪乳という新しいアイデアの種 (2008/10/15)
「これはイケそうだ」と思えるアイデアの花が咲きますと、後はアイデアの実にするために、例えばですが「何故、日本には無いのだろうか?」という調査が待っています。(※アイデアの実に関する内容を含んでいますが関連しているので続けます) 実は同様の商品が存在することを知らないだけかもしれませんし、食品としての特性上...(全て読む)
第18話 『コーヒーフレッシュ』......カフェにもアイデアが (2008/10/14)
例えば、こんなことがありました。今年、2007年にオーストラリアへ行った時のことですが、入ったカフェで紅茶を頼んだところ日本のコーヒーフレッシュのプラスチックの入れ物よりも少しサイズの大きなミルクが出てきたのです。 日本で紅茶を頼みますとちょっとしたカフェなら別の器に暖かいミルクを持ってきてくれますが、1杯300円程度...(全て読む)
第17話 『フリーペーパー事業』......なるほど。これいいな。 (2008/10/10)
普段と違うことをした時にアイデアの花を咲かせることができるということをご説明しましたが、それよりもっと簡単な方法をご紹介したいと思います。 普段と違うことではなく、普段行かない場所に行くと様々な発見があるものです。そこには、あなたがわざわざ考えなくても「なるほど。」「これいいな。」と思えるものとの出会いもあるものです...(全て読む)
第16話 『不動産購入セミナー動画配信』......日常ニーズ+アイデアの種 (2008/10/09)
?前回紹介しましたように【インターネット】【コンサルティング】【コミュニティ】【相談サイト】【セミナー】といった【アイデアの種】を用いて【お買い物】と組み合わせてみましょう。 ? 【インターネット】+【お買い物】=【ネットショップ】【ネット通販】 【コンサルティング】+【お買い物】=【お買い物コンシェルジュ】【お買い物...(全て読む)
第15話 『買い物代行サービス』......日常生活の中にもニーズが隠れている (2008/10/08)
自宅での生活も会社生活も、日常生活の中ではいつも同じ事の繰り返しで、全てのことが当たり前と認識してしまうために「あれ?」が発生しにくいものですが、日常と離れた時こそがアイデアの花を咲かせる大きなチャンスと思って下さい。 実は、意外にあなた自身の中に新しい事業に結びつく潜在的なニーズを持っていることが多いからであり、そう...(全て読む)
第14話 『合コン仲介サービス』......新しいサービスのニーズはあなたの中に潜んでいる (2008/10/07)
普段と違うことをした時こそアイデアが閃くと説明致しましたが、それはその瞬間に潜在的なニーズが少なくともあなたの中に発生していることがポイントです。 こういったサービスは無いのだろうか? と思って探してみる。例えば、引越をする時に一斉に見積を取ってくれるサービスは無いだろうかと探してみると。インターネットにそういったサー...(全て読む)
第13話 『同窓会代行サービス』......普段と違うことをしてみる (2008/10/06)
起業家には、「こういったサービスは無いだろうか?」と考え、実際に探してみると世の中にはまだ無く、事業として立ち上げたら、やはりニーズを捉えていて成功したというケースが多いのですが、ヒントになりそうですのでもう少し詳しく考えてみたいと思います。 例えば、あなたが中学の時の友達と同窓会をしようと親しい友達と盛り上がったとし...(全て読む)
第12話 ドメイン名や1つの音でさえもアイデアの種 (2008/10/03)
実際にそのスペルでドメインが空いているかを検索したところ、comドメイン以外は全て空いていたり、商標が登録されていないか調べたり、英語で変な意味やマイナスイメージにならないかを確認したり、携帯電話を持ち出してmikleと打ち込みやすいか試してみたり、人にミクルってどうかなと言いまくって反応を見たり、ミクルって音の響き...(全て読む)
第11話 利用者側の視点+提供者側の視点 (2008/10/02)
前回の会社名のネーミングを例にして具体的な発想の過程を見てみましょう。 ? このネーミング時の発想の仕方ですと、様々なファクターを満たす名称を求めていましたので、利用者の動作について考えてみるところからスタートしてみました。ここでの視点はユーザーからの視点とサービス提供者としての視点での二通りの動詞で考えたのです。 ?...(全て読む)
第10話 会社名のネーミング (2008/09/30)
サービスや商品のネーミングを考える時にも、この視点を変えて違う角度から考えるという発想法が頻繁に実践されていると思います。 開発した商品に名前を付けるとしましょう。ある時は使い方、ある時は外国語の単語、ある時は動作、ある時は形、ある時は製品の特徴、ある時はダジャレ、ある時は製品を表す英文の...(全て読む)
第9話 視点の変化「顧客目線でサービスを見る」 (2008/09/29)
? 前回までは逆転の発想という極端な事例を説明しましたが、そこまででなくても視点を変えてみるという発想法についてお話したいと思います。 ? いつもの視線から少し違う角度から見てみると、普段は見落としていたものが見えた。そんな話はアイデアの話でなくてもよくあることだと思います。 ? 例えば、赤ちゃんの視線で家の中を見てみ...(全て読む)
第8話 持ち回りイジメ制度の結末は? (2008/09/25)
前回は、逆転の発想の例として、イジメ問題を小さくするために逆にイジメる仕組みを作ったという持ち回りイジメ制度についてお話させて頂きました。 今、告白すると改めてみんなにいじめられそうです(笑)が、実は私はこの制度でいじめられていません。小学校2年生の時にみんなとふとしたことで大げんかをしたことがありました。小学校6年生...(全て読む)
第7話 持ち回りイジメ制度 (2008/09/24)
はじまりの章で少し出て来ましたが、私が小学3年生の時に産まれて初めて考えたアイデアも紹介したいと思います。 イジメは子供の社会だけでなく大人の社会でも起こっていて、社会的にも問題になっていますので、例えとしてご紹介するのは適切では無いかもしれませんが、小学生が考えついたアイデアですのでご容赦ください。 イジメという行為...(全て読む)
第6話 逆転の発想「否定される考え方をしてみる」 (2008/09/22)
「まさに逆転の発想で成功しました!」なんて話は良く聞くかと思います。アイデアを生み出すための典型的な手法の一つです。 そんなことをしたら駄目に決まっている、といった事を敢えて想定してみる。するとひょんな事から目から鱗の発想が生まれることがあるわけです。 すぐに否定されてしまいそうな発想をしてみましょう。みんなが駄目だと...(全て読む)
第5話 トイレ&弓矢 (2008/09/19)
ビジネスモデルを考えたことの無い人も多数いらっしゃるかと思います。男性にとって身近な話題で説明をしてみます。 私も良いアイデアだなと思った身近の例を挙げてみますと男子の小便器の的(まと)シールです。 男子トイレには「あと一歩前へ」という張り紙が貼ってあることがあります。下の話ですみませんが、これは、男性が用を足すときに...(全て読む)
第4話 モバゲーにおけるモバG欲しさの友達紹介制度 (2008/09/18)
モバゲーでは、利用者はサイト内でアバターと呼ばれる分身を着飾るためにサイト内マネー:モバゴールド(通称モバG)が必要になるのですが、友達を誘うとそのマネーがもらえるので、モバゲーに友達を紹介します。その友達も楽しく利用するためにサイト内マネーを必要になってきますのでまた友達を紹介するわけです。 一人だけサ...(全て読む)
第3話 年金制度もネズミ講? (2008/09/17)
ネズミ講的な仕組みは、実は様々な場面で経済活動に組み込まれている考え方でして、この日本の年金制度や後の世代に借金を残していくという現時点での日本の国家運営を含め、極端に言ってしまえば、世の中にはそのような後から関わった人が損をする仕組みが多々存在するわけですから、アイデアの種としては良いものだと考えていたのでした。 &...(全て読む)
第2話 インターネット&口コミの無限連鎖 (2008/09/16)
私が1997年に思いついてスタートさせたビジネスとして、無料のメーリングリスト事業(※メーリングリストとは、複数の人でメールを共有するサービス)がありました。この発想の原点は、実は無限連鎖講(ネズミ講)だったのです。 どのインターネットサービスでも、一人でも多くのユーザーに使ってもらいたいと考えるのは当た...(全て読む)
第1話 発想の転換「全く異なる物事と勘違いさせる」 (2008/09/12)
私の場合、最も多く簡単にアイデアを捻り出す方法です。例を挙げてみますと、インターネットビジネスの話をしているにも関わらず、接客業や製造業での話と、頭の中を勘違いさせて考えてみるのです。別業種のアイデアの種を組み合わせてみるわけですね。 勘違いを生み出すための無関係とも思えるアイデアの種を多数用意しておきま...(全て読む)
アイデアの花が咲く時の思考パターン (2008/09/12)
ついにアイデアの花を咲かせるまでの準備が出来たかと思います。アイデアの花さえ咲けば、後は自動的に実がなると考えて頂いても結構ですので、この章が最も大切な内容となります。 ? アイデアの実に熟すまでは花が咲いた瞬間の時もありますし、何ヶ月もかかることもありますが、花が咲かなければ実はならないのだということをご理解ください...(全て読む)