「第6章 アイデアの習慣」目次

第62話 違う考えの人と接する (2009/03/16)

自分の考え方を柔軟にするために様々な人と接してみるということを実践している人も多くは無いと思いますが、手っ取り早く視点を変えるという意味でとても良いトレーニングになります。 最もやりやすい方法は接する人を変えるという方法です。立場が違う人、性別が違う人、年齢が違う人、考え方が違う人、ポリシーが違う人、見方が違う人、頑張...(全て読む

第61話 感情の羽を複数持たせる習慣 (2009/03/13)

何故、こんな自分の話を持ち出したかと言いますと、世の中には実に様々な性格の人間が同じ地球で生活をしていて、その時の気分などでも考え方、感じ方も変わるわけですから、自分の生み出したサービスなどのアイデアに対してどのように捉えるかは千差万別ということを知る必要があると考えているからです。 そもそもアイデアを出す時にはあらゆ...(全て読む

第60話 たくさんの性格を持つ (2009/03/12)

僕は小中学生の時のテストの点数が周りよりも良かったせいで、周りの友達から優等生という見られ方をされていました。勉強が好きで勉強をたくさんしていて遊ぶこともあんまりしないと思われていたみたいですが、自分では"ガリ勉"的に勉強という目の前のことに盲目になっているかのようなイメージを持たれるのがとても嫌でした。テレビという存...(全て読む

第59話 自分をたくさん製造する (2009/03/11)

自分が小さい頃、藤子不二男藤子不二雄先生のパーマンという漫画を見て「うわぁ?、コピーロボットあったら、めっちゃ便利なんやろうなあ。」と思ったものです。小さな人形の鼻を押すと、その人形が自分と全く同じ姿に変身して自分が嫌なことまで引き受けてくれるわけです。そして、そのロボットの経験を後から取り込むことができるのです。実に...(全て読む

第58話 アクセスキーを日常生活に活用する (2009/03/10)

代表的なものがToDo管理かと思いますが、私がお薦めするのはコミュニケーションへの応用です。 どんな人でも家族も含めて数えてみますと20名程度の友人や大切な人がいるはずですが、逆に20名程度ではなく、それ以上の数になると深く付き合うことが難しくなるものです。 特に社会人ともなると同僚、上司、部下、取引先などすぐに20名...(全て読む

第57話 インプットする情報へのタグ付け (2009/03/09)

自分にアクセスするキーという表現をしていますが、そもそも自分の考えに誰かが勝手にタイトルを付けているわけではありませんので自分自身で考えないといけないわけです。後で検索する時に引っかかりやすくするためといった感じなのですが、それがネットでも行われているタグ付けのような感じであると認識するようになりました。 自分自身の考...(全て読む

第56話 目次とタイトルがアクセスキーに (2009/03/06)

前回ご紹介した例では、目次とタイトルがアクセスキーになっていると考えるべきかと思います。 250ページを書き上げるまでには相当な時間を要していて、実際には4ヶ月間もかかりましたので、何度も何度もそれらのアクセスキーとなる文章を見ながら頭の中に思い出す作業を行っていました。思い出すと言いつつも細部はその都度様々なパターン...(全て読む

第55話 考えをパソコンで入力するには? (2009/03/05)

前回までは、メロディと頭の中の情報の結びつきについてアクセスキーという表現を用いて説明させて頂きましたが、文章を書くという行為におけるアクセスキーについてを見てみたいと思います。 携帯のメールを書く時でも自分の考えを入力して送るなんてことは非常に難しいもの。相手の言葉のどれかをきっかけにして返事の内容を見つけようとして...(全て読む

第54話 お笑いの世界でも(小島よしお・明石家さんま等) (2009/03/04)

「そんなの関係ねぇ?、そんなの関係ねぇ?、はいっ、おっぱっぴー♪」 この文字を見られただけでもあのメロディに乗せてしまいますよね? ご存じの通り小島よしお氏(サンミュージック所属)がユーキャン新語・流行語大賞2007で入賞もした代表的なギャグです。 で、実際にももっと長くて、 「ア、ソレ、ア、ソレ、ア、ソレソレソレソレ...(全て読む

第53話 アクセスキーの広告への応用 (2009/03/03)

実はこういったアクセスキーの概念は広告業界では当たり前のように行われていることの一つです。自社の名前、売り出したい商品にメロディを付けて訴求しているのです。 歌詞を見ないで歌えるのと同様に良く見る広告の歌のフレーズ。会社名や製品名を見るだけでメロディが浮かんだり、メロディを聴いただけで製品のことを思い出したりなんてこと...(全て読む

第52話 脳の中に眠っていた情報を引き出す (2009/03/02)

会社ではこんなことがあるかと思います。 会議に出るまでは意見やアイデアが無かったのに会議の最中に「○○さん、何か意見がありませんか?」といったように発言を求められたその瞬間に、自分の意見を述べていることがあるでしょう。 これらの例では「初めて買ったCDって何でした?」という言葉や「○○さん、何か意見がありませんか?」と...(全て読む

第51話 考えていなくても意見が言える (2009/02/27)

他にも次のようなことがあるかと思います。 例えばですが、ニュースで何かの不祥事事件が取り上げられていたとします。飲みに行った席でその話題について盛り上がって自分でも何か言っておいた方が良いような雰囲気ってあると思うのですが、別に前もって用意していた原稿では無いにも関わらず意外とぺらぺらとしゃべれてしまうなんてことありま...(全て読む

第50話 このシーン観たことある (2009/02/26)

次のような経験もありませんか? 2時間の映画を一度観たことがあるとします。それだけの時間の映画の場面などを脳が記憶しているわけが無いと思いますが、同じ映画を観ていると次にこういったシーンが出てくるとか次に主人公がこうなるんだとか、ぼんやりとはしていると思いますがイメージを思い出せることに気が付くはずです。しかも10年以...(全て読む

第49話 歌詞を見ないでも歌える? (2009/02/25)

次のようなこともあるでしょう。自分の好きなCDを何度も聞いているうちに歌詞を覚えていてCDを聴いていれば歌うことができるくらいなんだけど、カラオケでいざ曲名を入れようとした時に歌い出しが思い出せない。 「あれ? どんなんだったっけ?」と思って歌い出しの歌詞を見て思い出すとか、実際にメロディがかかり出すと自然と歌詞が思い...(全て読む

第48話 自分へのアクセス (2009/02/24)

自分へのアクセス方法を皆さんご存じでしょうか? ここでのアクセスは自分の記憶や考えを引っ張りだすという意味です。 自分は自分ですからアクセスしっぱなしであると感じられるかと思いますが、自分の知らない自分に遭遇して驚くといった経験をされたことはありませんか? 例えば、お酒を飲んだ時とか映画を観た時とか車を運転している時と...(全て読む

第47話 おまえは聖徳太子か!? (2009/02/23)

旧1万円札の肖像でも有名な聖徳太子は10人の事を聞き分けることができたそうです。本当にそんなことが可能だったのかの検証のしようもありませんがある程度なら可能だと思います。クイズ番組でも複数の音を流して内容を聞き取るという趣旨のコーナーを見たことがあります。 聞き取るという処理をする脳を全く同時に機能させることが可能なの...(全て読む

第46話 二つのことを同時に行う (2009/02/20)

アイデアの閃きには同時に二つ以上の思考が必要であると述べて参りましたが二つ以上のことを考えたり、二つのことを同時に行ったり、二つのことに意識を使うということが苦手な方も多いと思います。 例えば、「運転している時に話しかけるのは止めて」という人も多いかと思いますし、運転をしながら携帯を操作するのは事故につながる可能性が高...(全て読む

第45話 2つ以上の思考が結びつく (2009/02/19)

前回のお話はアイデアのヒラメキとは意味は異なりますが、まさにヒラメク瞬間というのはこういった2つ以上の思考やアイデアの種が突然結びついた時であるということをご理解頂ければと思います。 あなたがあまり意識しないで右側のストーリーを考えていたとすれば、日常的に行われる仕事の事だからであるためです。会社の中にいるからには普段...(全て読む

第44話 マルチタスクな脳 (2009/02/18)

まずはこちらの画像を確認してから本文を読んでください。 ざっと簡単な例を挙げてみました。ほぼ同時に微妙に話がリンクしながら、時系列としては行きつ戻りつ後ろの方に一方向に思考は進みます。 あなたの頭はどちらかというと左の思考にフォーカスが当たっているとすれば、右の思考はストーリー的には同時派生しているかのような内容な...(全て読む

第43話 シングルタスクな思考 (2009/02/17)

シングルタスクな思考がどのように行われるのか、まずは具体的にイメージしてみましょう。以下に、とある日の日中の、とある人の思考を例として挙げてみます。 『今日のデートでの晩ご飯って何を食べようかな?』 ↓ 『う~ん、昨日そもそも何食べたっけ?』 ↓ 『あ~、昨日はカレー食べたんだ』 ↓ 『最近メタボが心配だから低カロリー...(全て読む

第42話 同時に二つの事を考えるって (2009/02/16)

さて、どうしてこんなマルチタスク処理についてお話しているかの話に戻ります。 アイデアが閃く瞬間は二つ以上の思考が重なり、それを勘違いで同じ話だと頭が勝手に認識した瞬間なわけですから、あなたは同時に二つ以上の事を考えていなければなりません。 同時に二つの事を考えるってどういうことでしょうか? 例えば、こんな瞬間ってありま...(全て読む

第41話 映画を観ながら様々なことを考える (2009/02/13)

前回は映画を観ながら複数のことを処理しているという説明をしましたが、それだけではありません、恐らくあなたの頭の中ではもっと他のことにも使われているはずです。 『この映画、前評判は良かったけどあんまり面白くなかったな』と評論家っぽくなっていたり、 『実はこれで夢の中の話でした。。とかっていうオチじゃないだろうな』とストー...(全て読む

第40話 ポップコーンを食べながら字幕で映画を観る (2009/02/12)

例えば、あなたがアメリカの映画を観ているとします。音声吹き替えで観れば問題は無いのですが字幕の場合って少し疲れませんか? あなたは目で全体の映像を観ているにも関わらず英語で会話している音声を耳で聞きながら字幕を日本語で読み意味を理解する。という端的に言えば3つの作業を同時に行っていると言えます。 これがポップコーンをつ...(全て読む

第39話 アイデアがヒラメク状態に (2009/02/10)

アイデアは、考えに考えて、分析に分析を重ねて出てくるケースもあるとは思いますが、例えばあなたのごく身近な家庭の問題を解決するアイデアを出そうという時にアイデア会議を開くことはまず無いですよね。 アイデアは、別にそのことを考えていなくても閃くという性格を持っているからこそ素敵なのです。いちいち何でも会議を開けるわけでもあ...(全て読む

第38話 アイデアの花は物事を人と違う見方をした時に始めて咲く (2009/02/09)

トリックアートというものは、誰もが一度くらいは目にされたことがあるかと思います。最初はグラスの絵だと思って見ていたら、だんだん女性が見えてきたり、動物が見えてきたり。 人は思い込みがあるので、一度見えた姿でその物事を見てしまうようです。 まさにこれはアイデアにも同じ事が言えます。 誰もが当たり前だと思っていること、普段...(全て読む

第37話 立場が変われば考えが変わる (2009/02/06)

ある人が管理職になった瞬間に言動や行動に変化が見られたなど、立場によって答 えが変わってくるといった身近な事例に接したことがあるかと思います。 つまり自分の考えの流れを把握し、例えばですが、より素晴らしいと思える自分になれるようコントロールすることもできるはずだと考えています。 例えば、会社の社長や部長など社会的責任が...(全て読む

第36話 答えが返ってくる人って? (2009/02/05)

どんな質問をしてもすぐに答えが返ってくるという人が身近にいらっしゃいませんか? 知識があるということだけでなくその人の考えも含めて返ってくる人です。 例えば、ニュースキャスターなども様々な日々の出来事に対して的確なコメント、つまり自分の考えをあらゆる面に配慮して述べている姿を見るかと思います。また、仕事をしていても困っ...(全て読む

第35話 人に話さなければ始まらない (2009/02/04)

「考える」という行為を習慣づけ、考えることができる脳にするためにも、とにかく人に考えを話してみることをお薦めいたします。頭の中では筋が通った話と感じていることも、いざ人に話してみるとうまく伝えることができないことに気づいたり、矛盾していることが分かったり、まだ理論が整理されていないということなどもあるかと思います。 例...(全て読む

第34話 信頼しないと考えは話せない? (2009/02/03)

前回、見ましたように「考え」を話すという行為は二人だけの時が多いかと思います。しかも、余程信頼関係がある人に限られていると思います。 私は社会に出てから、会議をしている時に不思議に感じたことがあります。 自分が考えや意見を述べたとしまして、それが否定されるということを受け入れられない人がいらっしゃるのです。まだ、そうい...(全て読む

第33話 考えを人に話す (2009/02/02)

自分が考えていることを人に話すということを普段からされていますでしょうか? 普段、あなた自身やあなたの周りの人の会話を思い起こしてみて下さい。 普通の人であれば会話の中で考えを気軽に話すと言うことはありません。 会話というものの中心になっていることは内容は、今目の前で起きていることの感想・少し前に起きた出来事・数分後数...(全て読む

第32話 世界中のことがつながっていく (2009/01/30)

前回まで説明したような作業が習慣となり続けて行きますと、世界中の全ての事が全ての事につながっているということが徐々に見えてくるようになりますので、アイデアの検討だけでなく問題解決能力なども向上してくるかと思います。 そして、例えば誰かから意見を求められた時に、どんな話題であっても瞬時に自分の意見を述べる事ができるように...(全て読む

第31話 自分の意見とのリンク作業 (2009/01/29)

結びつけたり、つながりを考えるだけでなく、自分自身で、そのつながりの理由やそれぞれの話題に対する自分の意見や考えまでも結びつけられるような習慣が付けば、普段のアイデア出しの時にも頭の中でその周辺に位置する情報を引き出したり、つなげたりして考えることができるようになります。 新聞に書かれていることや教育問題といった、少し...(全て読む

第30話 関連記事とのリンク作業 (2009/01/28)

思考を発散させるだけでなく、過去に読んだ記事との関連を意識しながら結びつけて、そういえばこんな記事があったと思い出しながら読むという行為も重要です。 そうすると記事に書いていることだけでなく様々な情報が関連して記憶に残りますので【アイデアの種】になるのです。 例えば、前回の教育に関する例では、関連する記事として学力低下...(全て読む

第29話 思考の発散 (2009/01/27)

今回は更にアイデアを出すための習慣として、とっておきの方法をお教えしたいと思います。 アイデアが出る瞬間は、物事を素直に考えたり、感じ取っている時では無いということには、お気付きだと思います。まさに閃くという時は、ご説明しているように勘違いが発生したり、見えてなかったものが見えるなど、これまでの見え方、考え方と違う思考...(全て読む

第28話 考えのフィルター (2009/01/26)

文章を自分の「考え」や「理解」や「感情」のフィルターに通しながら読むということを意識されることがあるでしょうか。 要点を押さえて「だいたいこんな感じのことが書いてあった」と概要だけを記憶することと、文章として理解しているのとでは、後から情報として引き出す時の精度の高さが違うと考えています。 また、考えのフィルターに通す...(全て読む

第27話 アイデアが出る脳を作るための習慣 (2009/01/23)

アイデアにはインプットされた情報が極めて重要になります。豊富で且つ、多種多様な情報が必要なのです。 アイデアを出すために毎日、情報を得るために勉強しましょう! なんてことなら私もやりたくありません(笑)が、 アイデアを出すために習慣を変えましょう! これであれば、大丈夫そうですよね。既にできている方もいらっしゃるかと思...(全て読む

第26話 ヒラメクように考えなきゃ無理 (2009/01/22)

あなたはこれまでにどれだけの時間、音楽を聴いてきたでしょうか? 例えば、楽器を練習している人が音楽を聴いたからといってトランペットやギターなどが弾けるようになるわけではありません。これまでたくさんの歌を聴いてきたとしましても誰もが同じようにうまく歌えるわけでは無いですよね? CDで聞いている時に歌手と同じように口ずさん...(全て読む

第25話 考えるという習慣 (2009/01/21)

習慣とは恐ろしいものだと感じられたことがある方も多いかと思います。 ある事について1時間の時間を費やしていて、全く異なる習慣があれば同じ事に対して時間を費やしていたとしても得られるものが年間で365時間も違って来ます。その一例を紹介します。 あなたが英会話の勉強をしているとします。聞くだけで英語がみるみるあなたのモノに...(全て読む

第24話 どこまでが自分の考え? (2009/01/20)

既にあなたの頭の中で明確になっている「考え」は全て「あなたの考え」ですよね? なんだか混乱する話ですが、アイデアの閃きとも大きく関わりがありそうです。 与えられた考えを引き出すことは出来ても考えた事が無いことの考えを引き出すのは極めて難しいと思われませんでしたか? 例えば、「考える」って説明してみて? と言われて、初め...(全て読む

第23話 あなたが考えるからあなたなのです (2009/01/19)

今回から、少し違う角度から「考える」を考えてみたいと思います。 「あなたが考えるからあなたなのです」なんて申し上げたら、宗教とか哲学っぽく感じられる方もいらっしゃるかもしれませんね。あくまで脳の仕組みからお話したいと思います。 自分って誰だろうかと考えたことはありますか? 誰かって自分ですよね? でもあなたの考え方って...(全て読む

第22話 ヒラメキ四則演算 (2009/01/16)

前回、アイデアのヒラメキが計算練習に近いと申し上げましたが、その点についてもう少しだけ説明したいと思います。 大抵の人が1桁足す1桁の足し算から覚えていき、どんな組み合わせでも瞬時に答えを出せるようになったかと思います。そして2桁の足し算ができるようになり、それから引き算を覚え、次には誰もが九九を一生懸命覚え、かけ算が...(全て読む

第21話 脳から記憶を引き出す (2009/01/15)

1+2は3、2+2は4という法則を知っていたとします。では3+2はこの法則では5では無いかと頭で処理されることが「考える」ということです。つまり、答えの記憶から引き出す行為ではありません。足し算の場合は何度も何度も繰り返して練習問題を解くことによって答えを記憶領域に詰め込んでいく作業と言えると思います。 アイデアを考え...(全て読む

第20話 「考える」と異なる「考える」 (2009/01/14)

この章で最も大切なことはアイデアを考える時の「考える」と覚えているものから答えを導く時の「考える」とは全く異なっているという点です。 アイデアを考えるという時の「考える」行為においては、まだ考えたことの無かった事に対してあなたが経験した事や外部から与えられた知識に基づいて「答え=アイデア」を導き出すことだということを認...(全て読む

第19話 ネット検索で答えを探し出す (2009/01/13)

例えばですが、前回のようなやり取りが頭の中で起こったりしませんでしたか? もしくは、 「考えるとはどういうことかインターネットで調べてみよう!」 なんて考えたりしましたか? それとも、 「アイデアの閃き方について聞きたいんだからこんな質問どうでもいいや。」 なんて考えましたか? とまあ、このような一連の文章を見て、「考...(全て読む

第18話 考えるってどういうこと? (2009/01/09)

今回はそもそもアイデアを考えるという行為について考えてみたいと思います。 またまたおかしな質問なのですが、そもそも「考える」ということについて考えたことがありますか? では、「考える」ということがどういうことか誰にでも分かるように説明してみて下さい。 (続きを読むのを一旦休止していただいて、30秒ほど考えてみて下さい)...(全て読む

第17話 ピントが合うのは一つだけ (2009/01/08)

脳は一度に様々な事を処理してはいるものの、完全にフォーカスが当たっているものは一つであるということがほとんどかと思います。 何かについて思いを巡らせている時もそうでは無いでしょうか? 大抵のケースにおいては、考えている一つのことだけに対してフォーカスされているわけです。ですが、大切な人との会話中においてトイレに行きたく...(全て読む

第16話 頭の中のフォーカスをコントロール (2009/01/07)

写真のオートフォーカス機能はご存じですよね? そうです。写そうと思っている被写体にピントを合わせる機能です。 では、頭の中のフォーカスとは何でしょうか? 少しずつご説明して行きたいと思います。 例えば、あなたが車を運転しているとします。免許を持っている方であれば、教習中に、ドライブ中は前の車に視線を合わせるのでは無く全...(全て読む

第15話 何かを見ているんだけど見えてはいない (2009/01/06)

何かを目で見ているんだけど、見えてはいなくて、心の中でイメージが見えている。そういった瞬間に、あなたの意識は五感とは異なる頭の中の何かに集中しているという状態なのです。 随分、長い説明になりましたがアイデアの閃きという瞬間は必ずこういった状態になっているのです。 アイデアが閃くという人は、ある意味「妄想家」でもあると言...(全て読む

第14話 フォーカスされていない (2009/01/05)

人は誰でも目が前についていて、凡そ180度の視野があるわけですが、見えているといっても全ての範囲が同じように鮮明に見えているわけではありませんよね。自分が意識してみようと思っているところ以外は、少しぼんやりしているかと思います。 例えば、車を運転される人であれば経験があるかと思いますが、運転中はどうしても前の車に意識が...(全て読む

第13話 アイデアはイメージで閃く? (2009/01/02)

前回は、夢は必ずイメージ(像)として映像を見ているというお話をしました。 朝、目が覚めて、目を開けた状態で思い出すのは少し難しいかもしれません。あたなは現実の世界を目で見てしまっていますから、同時に頭の中に見た夢のイメージを再現するということは、同時に映像を二つ見る必要があるためです。 何となくしか分からないかもしれま...(全て読む

第12話 夢はイメージでしか見ない (2008/12/31)

アイデアが閃かないという方にとっては、アイデアが閃くということを想像することすらできないのかもしれません。また、閃いていたとしても、それに気付いていないかもしれないのです。 閃くということは、必ずあなた自身の頭の中で起こっていることですので、その閃いている頭の中の状態を、他の誰かが見ることはできません。逆に言えば、閃い...(全て読む

第11話 脳へのインプット作業とアウトプット作業 (2008/12/30)

普通のインプット作業だけにおいては前頭葉を活発に動かすこともありませんし、脳から情報を引き出すということもほとんど行われていませんので、頭を使うという意味では同じでも、使っている脳の部分や使い方が全く異なっているのです。 これは不思議なのですが、私自身も、好きな曲を口ずさみながら、この本のような難しい内容を理解しつつ読...(全て読む

第10話 頭は使っているはずなのに (2008/12/29)

脳の1%も使っていないということは私が言い出したことではありませんし、この本を読んでおられる人が頭を使っていないと馬鹿にしているわけでも決してありません。 お解りだと思いますが、アイデアが閃くような頭の使い方を、普通の人はしていないということを述べているのです。脳の使い方に決定的な違いがあるのです。 例えばですが、私が...(全て読む

第9話 人間は一生のうちに脳の1%も使うことができない (2008/12/26)

こんな話を聞いたことはありませんか? 『人間は一生のうちに脳の1%も使うことができない。』 誰もが1%も使い切れない大容量かつ様々な能力を持つ脳が頭の中にあるのは間違いありませんので、是非ともこき使うのが良いと思います。 アイデアの閃きだけで考えますとテクニックで何とかなる部分もあります。しかし、最も重要なことは、日常...(全て読む

第8話 脳トレ (2008/12/25)

様々な角度から同じようなことを述べているのですが、脳については、習慣を変えるだけで、必ず活性化させることが可能です。アイデアの閃きだけでなく、できる人間になるためにも常に活性化し、判断力も格段に向上できる脳を作り上げて頂きたく思います。 この本の中でもいくつか脳を鍛えるための訓練方法を取り上げていますが、世の中には「脳...(全て読む

第7話 脳は使えば発達する (2008/12/24)

もしも脳が人間の筋肉のように鍛えれば大きくなったりして、見た目で頭が大きくなるといったことが起きれば分かりやすいのですが、多少のことでは変化することはありません。将棋士は視床下部※が大きく発達し、コブのようになるそうですが、それはよっぽどのケースです。脳を使っていないからといって、メタボのようにだぶだぶにもならないとこ...(全て読む

第6話 パソコンで仕事をするのが当たり前!? (2008/12/22)

パソコンで仕事をするのが当たり前だし、ネットを活用した方が効率が良い。 そういった当たり前だと感じてしまっているようなことには、見えなくなってしまった大切なことが隠れているかもしれないわけです。ある意味、疑ってかかれといった感じですね。 日本は、パソコンで仕事をしていなかった時の方が人も経済も元気が良かったし、鬱病や自...(全て読む

第5話 「何故」の「答え」こそ...... (2008/12/19)

例を挙げればきりがありませんが、「何故」を見つけようと意識していますと「何故」と思う事なんて無限に転がっております。その中でも特に「何故このサービスは人気があるのだろう?」「何故この商品がよく売れるのだろう?」「何故このお店が流行っているのだろう?」といったマーケティング的な「何故」は、ビジネスのアイデアの花に直結する...(全て読む

第4話 「何故」の嵐 (2008/12/18)

「何故」という感覚は、様々な物事に対してだけでなく人に対しても感じるものです。 いくつか簡単な例を挙げてみましょう。 出来ることなら、瞬時に次の疑問への回答もイメージしてみて下さい。 「何故この人はこのように考えたのだろう?」 「何故この人はこのような行動を取るのだろうか?」 「何故彼はこうしてくれないのだろう?」 「...(全て読む

第3話 何故を増やそう (2008/12/17)

皆さんが小さい頃「これはどうして○○なの?」「これは何故ここにあるの?」「どうしてこういう名前なの?」というように、あなたの親や周りの人に質問をしていたかと思いますし、お子さんがいらっしゃる方なら、そのような問いを頻繁に受けているかと思います。 子供は、そうやって質問をして納得がいくかどうかに関わらず、回答を得ることに...(全て読む

第2話 考えることを節約する脳 (2008/12/16)

前回ご紹介した『頭脳は考えるのを節約する仕組みになっている』という理論は、まさに私の考えと合致していました。 人が考えないようになってきたというのは、そもそも仕組みとして考えないように出来ているとなれば、この現状が良く理解できます。 日常のちょっとしたことが面倒だという人は多いでしょう。 例えば、使った物をいちいち片付...(全て読む

第1話 千葉大学名誉教授 多湖輝氏『岩の論理』 (2008/12/15)

毎日、同じ時間に起きて会社や学校に行って同じ時間に寝て、また次の日を迎えるといった生活の中では何となくアイデアは閃きそうにない気がしませんよね? とはいえ、多くの方が同じような日々を送っておられることでしょう。別にそういった日々を否定しているわけではありませんがアイデアの閃きにはあまり良くありません。 千葉大学の多湖輝...(全て読む

アイデアがヒラメク習慣作り (2008/12/15)

この章では、頭の中(前頭野)で複数のことを同時に行うということについて説明をしまして、アイデアが閃くための習慣作りについてお話をして参ります。 特に「考える」という誰もが何気なく行っている行為を見直してみまして、ヒラメク頭との違いについて理解を深めて頂いた上でご自身の頭を使う習慣を実感していってもらえれば幸いです。 ...(全て読む