第14話 デジカメ機能に付いた感情の羽
前回、前々回はケータイの機能について考えてみたわけですが感情の羽を見てみましょう。
デジカメ機能の【良い羽】は【役立つ】【好き】【楽しい】【便利】【得】などですが、【悪い羽】は【無意味】【嫌い】【不便】【損】【大きい】【重い】【高い】となります。
これまでもカメラ機能はついていてメール添付する程度で満足している人にとっては【無意味】ですし、高解像度な画像は容量も取りますし、表示に時間もかかりますので【不便】と言えるでしょう。また、高機能なデジカメ機能をあまり使わない人にとっては【大きく】【重く】て邪魔なものになるということです。
もちろん誰もが同じように感じるわけでは無いのですが例えばデジカメ機能を付けても小さく、軽くできるアイデアがあり、更には高機能デジカメ機能を使いたい時だけ手軽に使えるようにさえすれば日常の利用に支障は無いため、価格を抑えていれば【悪い羽】は【良い羽】より小さくなるでしょう。こうするにはデジカメの小型化に成功しているFinePixの技術を提携によって取り入れるといったアイデアが生まれてくるかもしれません。
デジカメを製品化しているメーカーから見ますと次のようにも考えられます。高解像度の写真は容量が大きくなってしまいますのでパケット代も大きいため気軽にメール添付できません。そうであれば、データ通信料が定額で通話は基本料0円であるイーモバイルに端末を提供するというアイデアです。
もしくは、デジタルカメラ自体にデータ通信機能を組み込んでしまうというアイデアもありますね。
デジタル一眼レフなどでは実際にあり得ると思います。
アイデアは分解するだけでも新たなアイデアが次々に産まれそうだなという感覚を改めて感じて頂ければ幸いです。
※それでは次回、【感情の羽】を通して「アイデアが腐る」ということについてお話したいと思います。
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