第44話 『紀伊国屋でヒラメク』
書籍には実にたくさんの人の【アイデアの実】【アイデアの花】【アイデアの種】が詰まっております。既に多数のアイデアが公開されているわけですから活用しない手はありません。
☆ヒラメク訓練法 その5:書店や図書館の活用
本と言いましても、ジャンル毎に本が並んでいる状態が必要です。また、中身を確認できなければ意味がありませんから、アマゾンや楽天ブックなどインターネットの本屋さんではなく、例えば蔵書数が多い紀伊国屋書店など、リアルな書店や図書館に行くのが良いでしょう。
本棚の前で行うのですが、特に著者のアイデアが詰まっていそうで、かつ自分に関連がありそうなジャンルの本棚が良いかと思います。あなた自身が興味のあるコーナーでも構いません。そこで行うことは新聞の時と同様でして、書籍のタイトルや副題からその著者が訴えようとしているアイデアや要点を、本の内容を読まずに類推するという作業です。
例えば、「ネットで100倍売上が増える方法」というタイトルの本があるとしましょう。そのタイトルを見ただけで、瞬間的にその本のツボとなっている内容をイメージしてみるのです。
売上をアップするだけなら色々と方法はありそうですが、100倍となると何か着眼点が違うはずです。そこでどういった内容であるかを類推した上で答え合わせとして、本の中身を確認します。大抵の場合は、本の目次を確認するだけで、ある程度は内容が読み取れるはずです。
最初はイメージとなかなか合わないと思いますが、慣れてきましたら自分が経験したことの無いジャンルのものでさえもイメージできるようになります。答え合わせが終わりましたら、次の本、また次の本という具合に、何冊もの本で訓練をして頂ければと思います。
この訓練は究極のアイデア閃き術といっても過言ではありません。書店という限られたスペースにはで実に様々なジャンルのアイデアがあり、どんな人のニーズにも対応可能です。その様々なジャンルにおいて中身を見ずにアイデアを出せるようになれば、実際に必要としている内容を本のタイトルに置き換えて、あなた自身に出題するようにすればいいわけです。すらすらできるようになった暁には、どんな問題をも解決できるだけでの能力が身についているはずですよね。
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