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ヒラメクトップ第7章 イメージの力

第5話 五感でイメージする

実はいきなりのチェックで何を言いたかったかというと、イメージするということは何かが見えるというだけでなく、自分の五感が実際に経験していないことでさえも脳によってあたかも今その経験をしているような感覚を生み出すという行為だということを分かってもらいたかったのです。

例えば優秀な料理人は今から作ろうとする料理の味をイメージする能力が高いと思いますし、どのように調理すればその素材の味が生きてくるかもイメージできるのだと思います。また、どんな調味料をどれだけ入れるとどの程度の味になって、どれだけの時間加熱すれば素材がどのように変化するかも頭の中で自然と思い描けていると思います。

また、作曲家なども同じ事が言えるかもしれません。頭の中にメロディが生まれ、各パートがどのように表現しているか、まさに大勢がその場で演奏しているかのようなイメージが出来上がるからこそ楽譜に落とせるのでしょうし、指揮者にしても自分の頭で思い描く音楽になるように各パートに指示を出すわけです。

視覚だけでなく味覚、聴覚、触覚、臭覚、そして人の感情さえもイメージすることができるわけです。

最近盛んに言われる「空気を読めない人」というのは、周りの人の気持ちをイメージする力が欠けているのでしょうし、例えば「料理が下手な人」は調味料を入れた時の味の変化や、焼いたり煮たりした時の素材の変化をイメージする力が欠けているのだと思います。

前者の場合は持って生まれた鈍感な心という阻害要因があるかもしれませんが、後者の場合は何度も何度も同じような調味料を使って同じような料理を作っていけばある程度は上手になるかと思います。

※次回は、「イメージ力を強化する」ということについて考えてみたいと思います。

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