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ヒラメクトップ第0章 はじまりの章

第5話 アイデアが出る人と出ない人の違い

分解という作業を通してアイデアが出るかどうかが見えてきます。

 

アイデアが出る人と出ない人の違いは、

  • 意識的に分解作業をしていない
  • 分解できる数が少ない、またはできない
  • 分解するパターンを覚えていない
  • 分解が隔たっている
  • 分解のスピードが遅い
  • 分解したものを記憶していない
  • 他の人と自分の考えの違いを把握しきれていない

などがあげられます。詳しい説明は後々させて頂きますが少し試してみましょう。

 

例えば、『ランチ』を分解してみて下さい。まずは紙を用意してどんな風でも構わないので分解して書き出してみましょう。※下を見ず10分程度考えて下さい。

分解の1例を挙げてみますね。分解の方法は下記以外にも様々です。

例えば、【手段】として

【外食】【弁当】【作る】【宅配】の4通りが考えられます。

これら全てがまずは【料理法】として

【和食】【洋食】【中華】【その他各国料理】に分解されます。

 

それぞれが更に次のように分解できます。

【外食】→【専門店】【食堂】【ファミレス】【フードコート】【屋台】

【弁当】→【自分か家族の手作り】【コンビニ】【弁当屋さん】【テイクアウト】

【作る】→【冷凍食品】【レトルト】【インスタント】【手料理】

【宅配】→【出前】【宅配専門】【ケイタリング(デパート、ホテルなど)】

まだまだ分解可能です。【手段】を【形態】で分解すると、

【専門店】→【ファーストフード】【一般】【高級店】【老舗】となります。

【料理法】を更に【料理名】で分解すると、

【和食】→【そば・うどん】【とんかつ】【牛丼】【定食】【天ぷら】【鰻】

などに分解できますし、最後は実在のお店、メニューや値段までが出て来ます。

 

これは本当に手を動かして頂きたいのですが慣れないとスラスラと書き出せません。上記の分解した内容を"ふむふむ"と理解するだけの人はアイデアが出ない人です。理解することに意味は有りませんので一度試して頂きたいと思います。

 

※次回はアイデアの種と感情の羽についてお話します。

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コメント(4)
さすらいびと (2008年9月 4日 22:15)

マンコミュからこちらのブログにたどりつきました。毎日マンコミュを利用していたので、もっと早くから読者になっていればと思うくらい実のあるお話ですね。

物事を分解することは、客家の格言でも「物事を因数分解して考えよ」と言われています。

ボクも事業アイデアを生むために、常に分解を心がけ、分解と組み合わせを繰り返し実現に向け日々楽しんでおります(まだ成功はしてませんが)。

福井直樹 (2008年9月 8日 15:26)

「実のあるお話」と評価を頂くことはとてもうれしく思います。ありがとうございます。

僕自身、マンションコミュニティをご利用の皆さんから多くのことを学びました。少しでもその恩返しができればと願っております。

早速、「客家大富豪 18の金言」という本の内容を拝見しましたが、「物事は因数分解して考えよ」「汗ではなく考えることこそが富を生む」とありましたね。

なるほど、因数分解ですか。意味としては近いようですし、そちらの意味の方がぴったりするかもとも思いました。

人でも悩みでも全てのことが分解可能なのが楽しいですし、再度組み合わせた時にぴったり来る事業アイデアが見つかった時には最高にハッピーになれます。

来年前半には僕たちの考えた事業アイデアを無償公開していくことを企画していますので、楽しみにしていて下さい。

ゆうた (2008年10月 6日 19:19)

こんにちは。マンコミュから来ました。
非常に為になります。分解作業をしてみたのですが、大変面白く、また福井さんがおっしゃる「アイデアが出る人と出ない人の違い」も少し肌で感じました。

実は私は不動産業界におります。この業界は保守的で遅れているいると、よく言われる業界です。そして厳しい市況。
そんな時だからこそ、こういう作業も大変重要なのかな、と思います。

本サイトを誰かに教えたい気持ちでいっぱいですが、まず自分が少しでも使えるようになったてからにしようと思っています。

Web時代だからこそ出会えた、素晴らしいサイトに感謝しております。
事業アイデアの件も、非常に楽しみにしております。

福井直樹 (2008年10月26日 05:21)

ゆうたさん、コメントありがとうございます。返信が遅くなり
失礼しました。
マンションコミュニティをご利用頂いている方にこうやってサイトに来て頂けるのはとても嬉しいことです。
また、不動産業にいらっしゃる方の率直なコメントはとても光栄です。
元々、掲示板を立ち上げたのは自らの失敗からですが、不動産業界の人に消費者の声を届ける仕組みが出来ればと考えてのことです。

ゆうたさんがおっしゃるようにこの業界は保守的であると私も考えています。
何故、保守的ではいけないのかも分解による【アイデアの種】の変化と【感情の羽】の変化で説明が付くと思っています。

消費者の立場から見た不動産購入を是非分解して頂きまして以前とは何が異なってきているのか、そしてそれらの【アイデアの種】に生えた【感情の羽】がどのように変化したのかを社内の皆さんで話し合ってみてもらいたいなと思います。

例えばですが、
【耐震】【免震】【安全】【資産価値】【住宅ローン】【住環境】【選択の幅】【間取り】【教育環境】【防音】【地域コミュニティ】【付帯設備】【情報】【景気】【賃金上昇率】【土地】【税金】【ローン控除】【将来】【子育て】【通勤時間】【構造】【販売元】【価格】

これらの【アイデアの種】に対して、どのような羽が付き、どう変化し、これからどう変化するのかの見極めが必要な時代が来たのだと思います。

【感情の羽】は、
【不安】【安心】【心配】【重要】【無関心】【大切】【安い】【高い】【大きい】【小さい】【嫌】【嬉しい】【多い】【少ない】【不可欠】
などなどです。
これらの羽はくっついたり、取れたり、大きくなったり小さくなったり、人によってばらばらだったりと難しいものですが必ず傾向があるものです。

それらを敏感に感じ取るアンテナを持ち、計画に反映させる必要があるはずです。

事業者側から一方的に作れば売れる時代では無くなったのは間違いありません。

購入者側の気持ちが常に変化するから提供者側も変化が必要です。

一生の住まいを提供するというお仕事は実に夢のあることだと思います。
多くの人が笑顔で毎日を楽しく過ごせる快適な物件の提供をこれからも続けて頂きたいなと願っています。