第20話 価格を下げる
価格を下げると表現しましたが家庭においては毎月の出費を抑える節約のアイデアなどはとても身近なアイデアです。また、産業界ではコストをカットすることによって販売価格を下げたり、利益を増やしたりすることはアイデア無しではなし得ないものでしょう。
例えばですが、作業効率を上げることで人件費を抑制して価格を下げたり、仕入れの方法を工夫したり、アウトソーシングの活用でコストカットするなどのアイデアによって価格を下げるといったことも多いかと思います。
アイデアによって価格を下げたことで価格競争力を付け、新規事業を立ち上げるということも多いでしょう。
例えば、1000円の散髪屋さん。髭剃りもシャンプーも無くしてしまい、更にはカットの時間も10分程度に短くしたことによって1000円という非常に安価にサービスを提供するというものです。場所も駅の近くや駅ナカに作ることで週末に行くものだった散髪を空いた時間の有効活用で済ませてしまうという新しいニーズとスタイルを掘り起こした素晴らしいアイデアですね。
価格を低価格で一定にして成功したのが100円均一ショップであることは誰もがご存じかと思います。通称100均は、日常的に必要な商品の購買だけでなく、100円なら失敗しても良いかという新しい需要を喚起しました。
私事ですが、私は2度行く散髪のうち1回を1000円散髪で済ませていますし、ブランドなどを気にする必要が無い文房具の多くは100均で買うようになりました。
この私のケースのように費用が高いものと低いものを組み合わせるということも節約のアイデアです。
主婦の皆さんでしたら、これは外国産の安価なもので良いけど、こっちは高くてもしっかり国産を購入しようとか、保存の利く生活必需品は特売日に買いだめしておくとか、この商品は少し遠いスーパーに買いに行くとか、生鮮品は夕方以降値段が下がってから買うとか様々なアイデアを駆使してやりくりをされていることと思います。
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://hirameku.com/mt/mt-tb.cgi/575