第5話 トイレ&弓矢
ビジネスモデルを考えたことの無い人も多数いらっしゃるかと思います。男性にとって身近な話題で説明をしてみます。
私も良いアイデアだなと思った身近の例を挙げてみますと男子の小便器の的(まと)シールです。
男子トイレには「あと一歩前へ」という張り紙が貼ってあることがあります。下の話ですみませんが、これは、男性が用を足すときに少し離れたところからおしっこを出しますと、便器の枠を外してしまい"なんでやねん(怒)"と思うことが起こるのを防ぐためです。
そうしますと、例えば足下が誰かのおしっこで濡れていたりして、それを避けようと一歩後ろで用を足すとまたこぼれて...という負の連鎖が始まるわけです。私自身もあのこぼれたおしっこは嫌ですので、あまり濡れていない奥の方まで行ったりしていますが、何か良いアイデアは無いものかと常々思っていました。
大阪から始まったと聞いたことがありますが、小便器の中に弓矢の的のシールを貼ったところその「おしっここぼし」が減り、トイレが清潔になったというアイデアです。確かに用を足している時に的がありますと、自然とその的を狙ってしまいます。
最近では、ハエのシールが貼ってあったり、的に当たると色が変わるなんて工夫も見られるようになりました。「一歩前へ」というセンスの無いおじさんの手書きの張り紙よりも何倍も効果が出たアイデアだと思います。
おしっこがゲームだったらという勘違いから「的に当てたくなるのでは無いか?」なんていう発想が生まれたのだと思います。とてもユニークなアイデアではありませんか? 欧米ではダーツかアーチェリーの的になるのでしょうね。
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ちょうど、昨日、居酒屋のトイレで同じことを考えておりましたので、この記事を呼んで、タイミングの良さにちょっとびっくりしました(笑)
以前、何かの記事で、オランダのスキポール国際空港のトイレでは、ハエのシールを貼ったことでこの問題を解決した事例を思い出しました。
また、外資系企業が多く入居していたオフィスビルのトイレに入った際、英語で「あなたの『もの』はそんなに大きいですか?」と一言の貼り紙がされていて、トイレで吹き出してしまったことも思い出しました。男って意外と自信のない生き物だったりするので、その心理をついた貼り紙に、当時感心したものでした。(外人の方々もそれを読んで微笑しながら一歩前へ意識していました)
男性、女性のそれぞれの特性に合わせて、発想していくこと、大いにありますよね!
さすらいびとさん、コメントありがとうございます。
海外のトイレに着目すると日本には無い発想が楽しいです。
カナダのトイレの壁一面にきれいなたくさんの女性がこっちを見ているというレストランに入ったことがありました。
『もの』を意識させる意味では同じ感じですね(笑)。
ちなみにスキポール空港で用を足したことが実際にあるのですが、、オランダの人はすごく背が高いので、便器という的そのものに入れるのもぎりぎりでハエを狙うどころではありませんでした(泣)。