第13話 『同窓会代行サービス』......普段と違うことをしてみる
起業家には、「こういったサービスは無いだろうか?」と考え、実際に探してみると世の中にはまだ無く、事業として立ち上げたら、やはりニーズを捉えていて成功したというケースが多いのですが、ヒントになりそうですのでもう少し詳しく考えてみたいと思います。
例えば、あなたが中学の時の友達と同窓会をしようと親しい友達と盛り上がったとします。さて、日程調整、友達への連絡、会場探しと会場の手配、出欠確認、当日の運営など実に様々な問題に直面することでしょう。こういった時にこそ、例えばですが、必死に手配した同窓会も、ボランティアでやったにも関わらず色々と問題が発生するなんてこともあると思います。そして同窓会が終わった後に「もう二度とごめんだ。自分で全部やろうと思ったことが失敗だったのかなあ。」という風に、「何故失敗したのか」という気付きが産まれます。
そして、確かに「全部自分でやらなくても手伝ってもらえるサービスくらいありそうだよな。例えば自分で案内を作成しなくてもそれくらいはどこかで手配できそうだし。」「会場探しも確か同窓会パックみたいなホテルがあったよな。」といったことが次々と頭に浮かぶわけです。「今回は使えなかったけど今度はインターネットと携帯で連絡用掲示板でも作ったり、使えそうなサービスを活用してみるのもいいかな。」などと、次回のための対策まで講じるようになるかもしれません。
でも、全て断片的な解決策でしか有りません。そしてついに「そういえば、こういった同窓会の時に使えるサービスって無いのかなあ。」といったアイデアの花がぱっと咲くわけです。
恐らくあなたはインターネットで「同窓会」と入力して検索してみたり、友達などにこんなサービス知らない? なんて調べたりすることでしょう。そして探してみても、どうしても見つからないといった時に「同窓会の開催を丸ごと引き受ける同窓会代行サービス」なんてどうだろうか? といったアイデアの実が実るというわけです。
実際には、こういったサービスは既に世の中に存在致しますが、同窓会という普段の生活とは異なるきっかけがあったからこそ、こういった思考回路が一気に花開いたというわけです。一つの例として紹介致しましたが他にはどんなことが考えられるでしょうか?
※そもそも普段とは違うことをすれば何故閃きが起こるのでしょうか?次回更に見てみましょう。
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://hirameku.com/mt/mt-tb.cgi/595