第31話 『モバイルスイカ』......[A]に[B]を掛けると[C]が出る
アイデア発想の基本パターンである【[A]に[B]を掛けて[C]というアイデアが産まれる】という発想方法を具体的に試してみましょう。
例えばですが、あなたがインターネットビジネスについて、新規ビジネスを検討しているとします。大抵の場合は、当たり前ですが"成功するビジネス"を検討することが多いでしょうから、そういったケースでは世の中で成功していたり、流行していたりするサービスに共通の概念を【アイデアの種】として用意します。
2007年で例を挙げてみますと、[A]は【ソーシャル】【オープン】【CGM】【モバイル】といったものになります。
実際にどういったものが世の中に新しく出てきているかというと例えばですが【ソーシャルネットワークサービス(SNS)】【ソーシャルニュース】【オープンデータベース】【オープンプログラム(API)】【CGMビデオサービス】【モバイルスイカ】【モバイルテレビ(ワンセグ)】【モバイルミュージック(着うたフル)】といったサービスがあります。
既に成功しているサービスがある場合は、次に立ち上げたサービスは新しいアイデアではありませんが、最初に誕生するものは新規性のあるアイデアなわけです。
上述した例では、[B]に当たる部分は全く新しい概念というわけではなく、ごく普通に使われてきたサービスであることがご理解頂けますよね? つまり[B]は画期的なものでは無くごく身近に存在するサービスという【アイデアの種】で良いわけです。
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