今回は、ドラマや映画の「オチ」について見てみましょう。
例えばですが、裏切り系では「実は腹違いの兄妹」「意外なカップルの誕生」「実は恨みの復讐」「主人公の死」などで、正統派パターン系では「主人公の大成功」「主人公同士が結ばれる」といったものですが、これらの展開は全て「オチ」が付いて、観ている人がどちらにせよ「なるほど、そういうオチなんだ」とある意味スッキリすることになるかと思います。
正統派パターン系といっても、最初からずっと成功しているわけではなく、失敗やすれ違いによって見ている側はハラハラし、でも最終的に上手くいくといった展開で無ければ面白くないわけです。
裏切り系と正統派パターン系が組み合わさった典型的なドラマが、韓流ブームを巻き起こすきっかけとなった『冬のソナタ』ですね。
例えば、映画ですと2時間程度で話をまとめる必要がありますから【アイデアの種】の組み合わせのパターンは出尽くしているとも言えるでしょう。
アイデアも、閃いた後から逆算して考えますと、こういった「オチ」が付いているものと同様で、自分の思考回路から見て「勘違い」によって引き起こされているのです。
大喜利と同じように[A]に[B]を掛けて[C]というアイデアが産まれるというのが基本パターンですので、あなたが求めているアイデアの種となるこの[A]を、あなた自身にお題として投げかけ、更に[B]というアイデアの種を意図的に掛け合わせてみれば良いのです。
ちょっとピンと来ないかと思いますので、次回は具体的な話に落とし込んで参りましょう。