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ヒラメクトップ第8章 アイデアの花

第50話 『ぐにゃぐにゃパソコン』......SF近未来小説

当たり前のことですが、あなたが必要としているアイデアは、決して過去に対してのものでは無く、未来に対してのものです。ということは、考えついたアイデアが現実のものになっているのは、必ず未来のことです。

そのことから、アイデアの花の咲かせ方として、意図的に未来社会をイメージしてみましょうというわけです。

少し元に戻りますと、「もし電話がどこでも通話することができるようになったら......。」という仮定が現実化したものが「携帯電話」ですよね。これは何十年も前から映画などで描かれてきた未来社会でした。

この例のように近未来を想像してみて「もしパソコンがぐにゃぐにゃで丸めて運べるようになれば......。」ということを仮定しますと、それを実現するためのアイデアだけでなく、それが実現した時のアイデアも産まれてくるわけです。

紙のような薄さになれば畳んで運ぶことさえできるようになるでしょうから、携帯電話も、普段は今のような折りたたみの携帯電話スタイルでも、広げて使えばパソコンのキーボードに変化して、ディスプレイはホログラムを用いて空中に現れたり、眼鏡を掛ければ画面が見られるといったことも現実のものとなるかもしれません。

であれば、その時の携帯向けサービスは、大画面を前提としたサービスになっているでしょうし、折りたたんだものを広げた時にも、操作しやすい文字入力やポインティングデバイスが必要となっているはずです。もっと未来に進めば、恐らく三次元で動かした手の動きを認識するような入力装置が誕生していることでしょう。これは、トムクルーズ主演の映画『マイノリティーリポート』の世界でも登場する未来の端末です。

次回は、少し視点を変えまして、『近い過去』の事例を見てみましょう。

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