第22話 ヒラメキ四則演算
前回、アイデアのヒラメキが計算練習に近いと申し上げましたが、その点についてもう少しだけ説明したいと思います。
大抵の人が1桁足す1桁の足し算から覚えていき、どんな組み合わせでも瞬時に答えを出せるようになったかと思います。そして2桁の足し算ができるようになり、それから引き算を覚え、次には誰もが九九を一生懸命覚え、かけ算が出来るようになったことでしょう。
更には割り算まで加わった四則演算ともなりますと問題のパターンは無数に存在しますが、何度も練習することで正解を出せるようになったはずです。
新しいアイデアの花を咲かせる時も【アイデアの種】と【アイデアの種】を1種類ずつ組み合わせせることから練習して、徐々に複数の種を組み合わせるよう訓練していくのです。更には足したり、引いたり、掛けたり、割ったりということを何度も何度も繰り返すことが大切です。
例えばですが、新しい【アイデアの花】を見つける時には【アイデアの種】は3個から10個程度の組み合わせになることが多いですし、【アイデアの実】にまで成熟させる時点では【アイデアの種】が30個を越えていたりするわけです。そして、こういった場合にはこの【アイデアの種】が変化するといった条件式まで必要になります。
例えば、瞬発的な計算力を高める為に私の場合は、車のナンバープレートを見る度に2桁ずつの数字を足したり、引いたり、公約数を見つけるといった作業を黙々としていたりします。
何事も習慣付けると徐々に上達しますので、ヒラメキのためには分解できるものを見つけたら分解して、何かと組み合わせてみるということを毎日心がけられることが大切だと思います。
※次回からは、これまでとはまた違った「考える」ということについて考えてみたいと思います。
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