第47話 おまえは聖徳太子か!?
旧1万円札の肖像でも有名な聖徳太子は10人の事を聞き分けることができたそうです。本当にそんなことが可能だったのかの検証のしようもありませんがある程度なら可能だと思います。クイズ番組でも複数の音を流して内容を聞き取るという趣旨のコーナーを見たことがあります。
聞き取るという処理をする脳を全く同時に機能させることが可能なのか微妙な時間差で処理をしているのかも分かりませんが、例えば私の場合は映画を見ながら文章を書くということなら実際に行っています。
目線を動かすという問題がありますのでいつも使っておりますVAIOノートの左の方に小さな画面を出して映画を見ながら、その右側のウィンドウでMS-WORDを開いて文章を入力するのです。
映画の映像を観つつも流れてくる音声を聴きながら、文章を考え、手を動かし、入力が正しいかを確認しながら打ち進めているわけです。
当然のことながら一文字ずつキーボードを見ながら入力するのであれば、画面を見られませんのでタッチタイピングの技術は必要です。ですが、恐らく文章を考える脳と映像を理解する脳としゃべっている言葉を理解する脳は使っている部分が異なっている、もしくはほぼ同時に処理をすることができると考えられます。
聖徳太子は中国の事を数多く取り入れながらも日本独自の新しい制度を作っていました。冠位十二階の服装も日本オリジナルのものを考案したと伝えられています。あの時代からするとずば抜けたアイデアマンだったのでしょう。
ほとんど同時に様々なたくさんのことを処理していたことが10人の言葉を理解したといった逸話を産んだのではないかと思います。そういったマルチタスク処理がアイデアの閃きに直結したという一つの事例なのではないかと思います。
※次回は、自分の考えや記憶を引き出す方法について考えます。
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