第62話 違う考えの人と接する
自分の考え方を柔軟にするために様々な人と接してみるということを実践している人も多くは無いと思いますが、手っ取り早く視点を変えるという意味でとても良いトレーニングになります。
最もやりやすい方法は接する人を変えるという方法です。立場が違う人、性別が違う人、年齢が違う人、考え方が違う人、ポリシーが違う人、見方が違う人、頑張り方が違う人、必死さが違う人、余裕の度合いが違う人、温かさが違う人、冷徹さが違う人、おおらかさが違う人、悩みが違う人、過去が違う人など様々な考え方が違う人と接するようにするのです。リアル社会でもネット社会でも結構ですのでたくさんの人と接してみて違う物の見方や感じ方をなるほどと感じながら自分に取り入れていって下さい。
KYという言葉のお陰で自分と意見の合わない人とつるむことを避けようとする傾向が、若い人には特に強いそうですが、それでは凝り固まった物の見方しかできなくなってしまうかもしれません。
脳には可塑性があると言われています。例えば粘土を押すと押したところがそのままになっているという状態を指しますが、あなた自身の頭の中もそのような粘土のようになってはいませんでしょうか? 頭が固いという表現もされますよね。外部から情報が入ってきても自分を変えようとしない頑固者のことです。しかしながら、これではアイデアは生まれないでしょう。
反対の言葉で考えると簡単ですよね? よく耳にする「柔らか頭」というやつです。どちらの方が、アイデアが出やすいかは説明する必要もありません。
人と接する以外にも様々な方法があるかと思いますので、自分の性格がどれかが分からなくなるくらい演じてみられてはいかがでしょうか?
例えば、議論をしている時に誰もが賛成したとしましたら、敢えて反対の役に回ってみるといったことです。そうすることで今まで気が付かなかった問題点が発見できるということも多いのです。自分の思考パターンという回路をたくさん用意すればする程、発見力が等比級数的に増していくことでしょう。
※これでアイデアの習慣の章は終りです。次回からは、新しい章でお話をしていきたいと思います。
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