第22話 イメージ力アップ術(見ていた風景を頭に描く)
特別に時間を割く必要もないイメージ力アップの練習方法を紹介しましょう。
その1:見ていた風景を、目を閉じて頭にイメージする
今すぐにでも一度やってみて下さい。今、あなたが目で見ていた全てを、目を閉じて改めて思い描くことができますか? どこに何があったか、どんな色をしていたか、どんな形のものがあったか、また目を開いた時に同じような情景を思い浮かべられれば相当なイメージ力があると言えます。
でも、やり始めた頃は、実際にイメージできているのか分からないかもしれません。例えば、どんな色をしていたかという情報はなかなか頭に残らないかもしれません。大量の情報が欠落していることと思いますが焦らず普段から行う訓練を心がけられると良いと思います。
電車を待つ間やテレビを見ていてコマーシャルが流れている間など、ほんの10秒程度の事ですから、目を休めているかのように目を閉じて思い出す、目を閉じて思い出す、を繰り返してみて下さい。徐々に再生できる情報が増えてくることでしょう。
その2:目を閉じて映像を動かしてみる
その1の目を閉じてイメージする力が付いて来たら、今度は見ていない今の目の前の情景を動かしてみて下さい。目を閉じてもあなたの耳はまだ音が聞こえているはずです。音は変化したり、動いたり、流れたりしていますので、それに合わせて変化したであろう情景をイメージしてみるのです。スターウォーズの修行のシーンでも「心で見ろ。心で感じろ」なんて師匠のアドバイスに基づいてフォースを感じて敵の攻撃をかわしたり飛行機を持ち上げたりするというシーンがありますが、そういった人間離れしたことは凡人には無理でしょうから、音で感じて映像を作り出すということだけ試みて下さい。
この訓練は別に答え合わせは必要ありません。実際に目を開けた時の情景と全く違っていても問題ありません。重要なのは頭の中にイメージを作ることなのです。
※次回は、「自分を思い出す」ことによるイメージ力アップ術をご紹介します。
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