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ヒラメクトップ第5章 アイデアの環境

第14話 頭を揺らがせる(池谷裕二氏)

海馬について研究をされている東京大学大学院准教授である池谷裕二(いけがやゆうじ)氏の理論も紹介したいと思います。

池谷氏によると、脳の神経の細胞の膜に貯まっているイオンが揺らぐことでアイデアが生まれる状況が作られるらしく、その良い揺らぎを産んでいるのが海馬なのです。

海馬は記憶を操るところと紹介したのですが、シータ波というリラックスした時に出るアルファ波とはまた違う脳波を発生させます。

シータ波は歩いたりする時に良く出ますが、特に初めての場所を歩く時にたくさん出ます。つまり外に注意を向け、興味を持って意識的に探索している状態、やる気のある状態を作ることが必要なのだそうです。

シータ波も出し方があるそうで、歩く、電車に乗る、飛行機に乗る、馬に乗る、トイレに行く、休憩コーナーに行くなど場所を変えると良いそうです。こういうことを、実際に脳波を測定して研究をされておられる方がいらっしゃるのに驚きました。

やっぱり毎日同じ職場だったり、会議室だったりしますと、アイデアが生まれやすい状況にはなっていないようです。

念のために断っておきますが、上記の状態はシータ波が出やすいというだけです。旅行などで折角新しい場所を歩いている時は、景色などを楽しむだけでなく、アイデアを閃かせようとしてみてはいかがでしょうか。

私が、実際に経験的に実践していたことが、脳の専門家から見ても正しいという結論に達しておられることを知り、とても驚きました。

※次回は、先ほど触れました「私が経験的に実践していたこと」について、具体的にご紹介します。

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