第27話 イメージ力アップ術(先取りストーリー)
少し趣向は変わりますが、もう一つ、「見出しだけで内容を考える」というアイデア力を磨くためのイメージトレーニングをお教えしましょう。
その10:先取りストーリー
これも普段の生活の中で簡単にできる訓練法です。人と話をすることは毎日あると思いますが、その瞬間もイメージトレーニングが可能なのです。
これは習慣づけても良い訓練法ですが、人の話を聞きながら、その話の展開を常に数パターンイメージしていくのです。今、話をしている人が何を伝えようとしているのか、どういった話だったらおもしろいか、聞いている間に先に話を考えてみて下さい。
慣れてきますと、まだオチを言ってないのに先に笑いが込み上げてきたりしますし、相手の話よりおもしろいストーリーを作れることもあります。
おしゃべりをしながら、「で、こういうオチちゃうん?」といった先取りした質問をしてしまえるようにまでなれば笑いのセンスも少し磨けるかもしれませんが、実際の友達の話を全く聞いていないなんてことにならないようにだけ気をつけて下さいね。
私の場合、実は人の話を聞いている時に全く別のことを同時に頭の中で展開させてしまったり、先取りしすぎて「話聞いてんの?」と思われたり失敗も数々ありますが、こういった自分の考えたストーリーと相手が実際に話しているストーリーとが混ざり合って新しいアイデアが閃くということも時々起こります。
実際に妻の話を聞きながら画期的なアイデアが閃いたことも数知れません。
回避したいという気持ちにならないよう、アイデアが閃くということを楽しんでいただきまして、自分の頭が主体的にイメージを作り出すということを兎に角続けてもらえればと思います。
※次回からは、アイデアの閃きに大きく関係のある「前頭前野」の鍛え方についてご紹介して参ります。
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://hirameku.com/mt/mt-tb.cgi/775