第17話 風景のパターンマッチング処理
新しい場所を歩くと何故ヒラメクのかの続きです。
つまり、逆に考えると、新しい場所に行った時は自分がこれまで蓄積してきた風景とのパターンマッチング処理を行いながら、新しい情報についてどんどん書き込む処理を行っているはずです。
見た風景、すれ違った人、通り過ぎるお店や建物の情報を、過去に記憶した内容から似たものをサーチしています。その工程の中で、過去の何十年もの蓄積の中から断片的に合致した映像を脳に引き出すと共に、新しく映像をインプットするという作業を行っています。
例えばですが、「この人って○○さんに似てるな。」とか「この人ってあのドラマの脇役の人に似てるな。」とか「海外にもこんなに日本と似たようなお店があるんだ。」とか「アメリカのマクドナルドってこんな感じなんだ。」といったように、海馬に蓄積された情報と比較するといったことを、あなたの頭は勝手に処理しているわけです。
このように、あなたが意識しているかは別として、頭が活性化している状態なのです。
アイデアもパターンマッチング処理から引き起こされる勘違いによっても閃きますので、そういった頭の状態の時に、様々なお題を与えてあげれば良いでしょう。
※次回からは、「お題作り」の具体例をご紹介します。
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