• ソーシャルブックマークへ投稿
  • このスレッドをはてなブックマークに追加
  • このスレッドをYahoo!ブックマークに追加
  • このスレッドをgoogleブックマークに追加
ヒラメクトップ第8章 アイデアの花

第61話 喜怒哀楽発想法

例えばの話ですが、あなたが主婦だったとしてご主人の給料が減ってしまったとしましょう。主婦のあなたは何とかその危機を乗り切りたいと考えます。

では、晩ご飯のおかずを一品減らしてみたらどうだろうか?

まずご主人はどう感じるでしょうか? お子さんはどう感じるでしょうか?

ご主人は「給料が減って奥さんに迷惑掛けてしまった。」と哀しむでしょうか? 「よりによって晩ご飯のおかずを減らすなんて。」と怒るでしょうか?

お子さんは「晩ご飯のおかずが減ったのを理由に大好きなお菓子をたくさん食べられる。」なんて喜ぶでしょうか?

それでは次に晩ご飯のおかずを一品減らすのではなく量を減らしてみたらどうでしょうか?

ご主人は「最近太り気味だしちょうど良い機会になるかな。」などとのんきに考えてくれるでしょうか?

また、やはりどちらも非難をあびそうなので「分からない程度に食材を国産のものから輸入物に変えたら誰にも気づかれないんじゃないかな?」 と考えてみたり、「でも、家族の健康を考えると安心できる食材を買いたいから、自分が努力して遠いスーパーにでも特売情報をチェックして買いに行くのが運動にもなるし良いんじゃないかな? そしたら努力を主人も認めてくれて喜んでくれるかな。」などと喜怒哀楽をベースに対象となる相手のことをイメージしていくわけです。

※次回は、この発想法の応用例をご紹介します。

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://hirameku.com/mt/mt-tb.cgi/790

コメント(3)
通りすがり (2009年5月30日 12:47)

通常は、主人の給料が減ってしまったとしまったとしたら、それは何かの前兆だと考えます。

なぜ、給料が減ったのかを家族に伝えることが一番重要だと思います。
今は、会社の存続さえ危うい時代です。
主人がひとりで我慢をして、ある日突然会社が倒産したり、解雇になったりしたとしたら、それを、その時に、家族に伝えることはできないと思います。

もし、給料が減ったのではなく、とっくに倒産して、主人は、どこからから金を工面しているかもしれない…その場合は、最悪の場面を想像してしまいます。

前兆のあるときに、家族と話あうのが重要なことです。
そうすれば、みんなで一致団結して、次の対策を考えることは容易です。

主人は、家族を養うのは当然かもしれないけれど、家族もまた、主人が困った時に助ける義務を持っていると思います。

ご飯のおかずが減ることより、今後のことをを考えるべきでは・・

福井直樹 (2009年6月18日 14:48)

通りすがりさん、コメントありがとうございます。

今は経済状況が一層深刻ですから、おっしゃる通り「何かの兆候」をイメージすることがとても大切だと思います。

そして、ご主人がどう苦しく感じてお金を工面しようとしているか、会社がどうなるかまでイメージされるというのは本当に素晴らしいと思います。

「どのように行動すれば、相手が満足するか」

この発想こそが様々なアイデアのヒラメキにつながると思います。

通りすがり (2009年7月12日 13:52)

コメントの返事をありがとうございます。
「どのように行動すれば、相手が満足するか」

↑、これは、特に、家族間で常日頃から心がける問題であると思います。

「どのように行動すれば、相手が満足するか」家族が分かりあえていれば、お互いの意思の疎通はうまくいくと思います。

福井さんのお言葉から、家庭にこそ、数え切れないアイデアの種が沢山埋もれているのだと考えさせられました。

実際、何を相手が考えているのか、わからないような今の時代にこそ本当に必要なものだと思います。

同時に、自分という人間が、何をなすべきかというアイデンティティを常に持ち続けていたいと思わされました。