第24話 NTTドコモの公式サイト
公式サイトによる制約の具体的な例を挙げて、もう少し詳しく説明したいと思います。
従来はドコモ携帯ユーザー向けにサービス提供するためには、事実上ドコモ公式サイトになる必要があり、そのためにはNTTドコモへの申請が通らない限りサイトをスタートさせることも出来なかったのです。
NTTドコモが独自に決める基準に沿ったサービス内容である必要があり、且つ運営方法もその基準に合わせる必要がありました。ミクル掲示板はau公式サイトではありますが、ドコモは単純な掲示板サイトを公式サイトとしては認めていなかったため申請が通りませんでした。
また、例えば、自分のサイト以外に自由にリンクを張れないといった制約やキャリアが認めないジャンルの広告を掲載できないといた制約もありますし、中にはコスト面で大きな負担となる基準も存在しているため、小規模の組織にとっては様々な意味で公式サイト化がハードルとなっていたことも事実だと思います。
広告配信システムの問題だけではありませんが、今となっては公式サイトになることにこだわることなくサービスを立ち上げられるようになりました。
※次回は、これまで長々とお話してきましたタイミングについての考え方のまとめです。
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