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ヒラメクトップ第9章 アイデアの実

第42話 『mixi』を今から始めても『mixi』にはならない

【ヒラメキ】→【見極め】→【着手・準備】という順番で【アイデアの実】の成り立ちを見てきましたが、今回からは【開始】のアイデアについてです。

【開始】のアイデアというのは、文字通りどのようにそのアイデアを始めるのかということ。新しいビジネスも新しい会社も新しいサービスも、0からスタートすることに携わる経験はなかなか蓄積することができません。そのため、上手く進めるためのアイデアも情報もあまり共有されていないようにも思います。

開始のアイデアでお話しすることは、意外と見落とされがちなポイントなので参考にして頂きたく思います。

もしあなたがインターネットサービスの画期的なアイデアを考えついたり、他の成功しているサービスの真似をしようとしましても、それは利用者の規模が大きくなった後のアイデアであるケースがほとんどでしょう。

成功しているサービス ≠ スタートに適したサービス

つまり、完成された後のサービスをスタート時から始めても、利用者にとって使いやすいサービスとは必ずしも言えないのです。例えば、SNSサービスの『mixi』がヒットしているからといって、利用者が1000万人を越えている状態のサービス内容でスタートしても使いにくいだけです。『mixi』もスタート時はとてもシンプルなサービスだったのです。

海外、例えばアメリカや韓国で成功しているサービスであるにも関わらず日本への進出で失敗している事例の多くは、大きく成功した後のシステム(サービス)を日本にそのまま適用しているというケースです。成功したサービスそのものがスタート時に適したものであれば良いのですがそうでない場合のアイデアが必要なのです。

※次回は、スタートに適したサービスに必要なアイデアを見ていきます。

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