第3話 逆境がアイデアを産む環境を与えた
三人姉弟の末っ子で1歳から母子家庭で始まった人生は、たくさんのアイデアが必要でした。経済的には母も酒屋さんの経理をしていただけで恵まれていませんでしたので、遊びにも勉強にも人生にもアイデアを駆使していました。
小学生の頃、身体が小さかった僕はいじめの対象になりそうでしたので、先にルールを作りました。「持ち回りいじめ制度」は、クラス全員が順番にいじめられっ子になるというルールで自分だけいじめに合うのを回避しました。
"いじめ"からは逃れましたが"みじめ"という辛酸をなめての生活(あ、不幸せだったわけではありません。念のため。)でしたので早く大人になりたいと考え、姉が使っていた5年や6年生の教科書や参考書を4年生の時に勉強してしまうというアイデアを使い【よくできました】に○をたくさんもらってました。
中学生では中学の図書館に通って学研等の付録の補助教材を先生からもらって勉強するというアイデアを使い、塾にも行かずに学年で一番になりました。
宿題をしなくていいように授業中に宿題になるであろう箇所を解いていまうというアイデアを使い、家では将来の仕事のためにプログラミングの勉強をしたり、毎日ジグソーパズルで遊びながらイメージ力を鍛えていました。ちなみにパソコンを使った会社を作ろうと決めたのは小6の時でして、小学校卒業後すぐに貯金全てをはたいてパソコンを買うという人生初の自己投資を行いました。
多くの成功本でも紹介されているアイデアですが、高3の時には65歳までの人生設計を終え、今もほぼそのスケジュール通りに歩んでいます。
大学生では昼間プログラマーとして働きながら学費が半年で9万円だった国立大の夜間課程に通うというアイデアで大学も自分の力で卒業しました。
夜学出身ですがNTTという大企業にアイデアを駆使し6回の面接をパスして内定をもらいました。例えば、面接時にExcelで作成した自分のグラフ入りプレゼン資料を用意したり、新聞のデータベースで業界のネタを仕入れたり、圧迫面接時には、いかに自分がサラリーマンに向いているかという作り話も考えました。入社後も国立大学担当として多くの受注を挙げることができました。
そして、今まで4つの会社を立ち上げましたが全て成功して来たのもアイデアがあったからであり、常にオリジナルのアイデアを用いて起業しています。
... 僕のように貧乏から始まった人は逆に幸せかもしれなくて、良い生活ができてきた人がお金に困るのは耐え難いかも知れません。そうなる前にアイデアを是非。
※次回は早速ですが物語の核心である【分解】についてです。
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://hirameku.com/mt/mt-tb.cgi/541
どんな理由があろうといじめは駄目です。
持ち回りのいじめでもいじめはいじめ、最低の行為だと思います。
どんな理由があろうといじめは駄目です。
持ち回りのいじめでもいじめはいじめ、最低の行為だと思います。
現実を見ましょうよ。
いじめはダメなんて全員が知っています。
でもなくなりません。
なくならないということは付き合っていかないといけません。
どうやっていじめと付き合うか、です。
例えば、いじめがきっかけで自殺者が出たとします。
その時にあなたは自殺しているのか、学校に残っているのか?です。
少なくても学校に残っている立場を目指す(殺されない立場)を目指しているのなら
いじめとの付き合い方を考えておかないと
自殺する立場になってしまいますよ。
芝野さん、ふなさん、ご意見ありがとうございます。
自分が小学校2年生の時には「いじめ」が悪いことなのかも分からなかったと思います。
ただ単に自分が「叩かれたり」「仲間はずれにされたり」「無視されたり」することが嫌だったのだと思います。
それを集団での「いじめ」という行為だとも理解できなかったですね。
悪いことだと分かった小学校4年生の時には新しいルールを作ろうとしました。
「いじめ」は絶対に女子にしてはいけない。
みんなに「恥ずかしいことだ」「男らしくないことだ」といったことを言って説得しようとしてたと思います。
僕がいじめられることを覚悟の上でしたが、みんな女子へのいじめは一切しなくなりました。
それからしばらくして男子同士もなくなったと思います。
みんなが少し大人になっていった気がしましたね。
経験が無いからか大人になっても「いじめ」という行為が社会で残っていることが残念に思います。
これは様々なことにも通じますが、言葉としての概念が分かっていても自分が当事者になった時にどう思い、行動するかは経験しないと分からないことも多いと思います。
とはいえ、「いじめ」や「犯罪」のように行われてはいけないことを行わずに相手に理解させる【アイデア】が大人には求められていると思います。
「戦争」もその一つ。
始めさせないアイデアが世界的に必要だと思います。