第5話 10億円のビジネスも
第1話で紹介しましたが29歳の時に10億円程で売却した事業は、友人と2人で行った事業検討のための意見交換の中でブラッシュアップされたもので、そこに数名のアイデアが加わった事業プランでした。その事業プランをまとめ、リクルート社が発刊した『アントレ』という創刊号の新規ビジネスプランコンテストに応募しましてアイデア賞を受賞したインターネットサービスでした。
今となっては一般化したと思いますが、メーリングリストという複数の人に一斉にメールを送れてグループのコミュニケーションを円滑にする無料サービスを思いついたのです。無料メーリングリストサービスは僕たちの会社が日本で最初に提供を開始しました。
その当時は誰でも思いつくだろうと思っていた事業でしたが意外と誰も気づいていないビジネスだったため誰よりも早くビジネス化してユーザーを集められたことが莫大な売却額になったわけです。アイデアに重要なのはそれが誰も思い付いていないユニークなものであり、他の人よりも早く思い付くことが大切だったというわけです。
自分のアイデアが10億円になったらどれだけ素敵でしょうか?
それはとんでもなくすごく素敵ですよね。(笑)
でも、私がお伝えしたいのは10億円の事業アイデアの出し方という難しそうなことに拘らず日常の業務や毎日の生活でアイデアを出すことができるようになることがとても価値あるコトだと思っています。
アイデアといっても新しいビジネスプランのように思いつく内容が非常に複雑なものから極めて単純なものまで実に様々だということです。例えば、10億円の事業アイデアが出るくらいなら、人間関係を良好に保つアイデアだってヒラメクかもしれないですよね。
では、一体どうやって、そんなにも価値を持つビジネスアイデアを出したのでしょうか?何故、普段からすぐにアイデアが出てくるのでしょうか?どこから沸いて出るのでしょうか?
※次回は、アイデアは「無」から産まれるものでは無いというお話です。
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