第25話 アイデアを考えてと言われても...
前回、前々回で「考える」という言葉、「アイデアを考える」という言葉の持つたくさんの意味にについて見てみました。
そもそも「アイデア」という単語が持つ意味、「考える」という単語が持つ意味を理解していないのに「アイデアを考える」ということを的確に理解して行動するのはどうやら難しいことのように思えます。
あなたがただ単に「動いて!」と言われれば、歩いたりして場所を移動したり、飛び跳ねたり、手足をバタバタさせてみたり、取り留めのない状況になるかと思います。
この例と同様に「アイデアを考えて!」と言われても、一体何をして良いのか、どの方向に向かって考えるのか、あなたの頭は動こうとしないのかもしれません。
仕事の中で例えばあなたの部下に「もうちょっと考えてみろよ」とか「何か良いアイデアは無いのか」と聞いても何も効果が無い場合も多いのでは無いでしょうか。
例えアイデア、意見を部下が出したとしても「練り直してみて」と更に曖昧な指示を出していないでしょうか。
良いアイデアが出ないのは、そんな曖昧な指示を出しているあなた自身に問題があるのかもしれませんね。
指示を出す際にはあなたが必要と考えて盛り込んでもらいたい【アイデアの種】を明示すべきですし、更には参考にしてもらいたい過去の事例や【アイデアの実】を資料と共に提示してあげる必要もあるわけです。
逆から考えるとあなたが自分自身に企画やアイデアを考えようとする際に同様の手続きが必要ですから、まずは目指すべきアイデアに利用できる【アイデアの種】を集めたり、参考になるアイデアを見つけたりするところから始めてみて下さい。
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