第10話 会社名のネーミング
サービスや商品のネーミングを考える時にも、この視点を変えて違う角度から考えるという発想法が頻繁に実践されていると思います。
開発した商品に名前を付けるとしましょう。ある時は使い方、ある時は外国語の単語、ある時は動作、ある時は形、ある時は製品の特徴、ある時はダジャレ、ある時は製品を表す英文の頭文字、ある時は製品と全く関係のないインパクトだけの名前などなど、実に様々な角度からアイデアを出してみて最適なネーミングを決定しているわけです。
つまり、商品の機能や特徴などを分解して得られる【アイデアの種】とネーミングにおける【アイデアの種】を組み合わせることによって結果を得る作業なのです。
早速ですが、私の会社のネーミングで簡単に説明をしてみたいと思います。
私が設立したインターネットサービスを提供する会社は「ミクル株式会社」と命名しました。これはアルファベット表記しますとmikleと表しまして、欧米ではファミリーネームに用いられたりしているようで、一見英語から持ってきたようにも見えます。ですが、これは正真正銘の日本語から作った造語です。
実は、元々は【見に来る】というサービス利用者の行動だったり、みんなが【見に来る】サービスを作るというサービス提供者側の想いから来ています。そして、そのミニクルを縮めてミクルとなったわけです。実際にWINDOWS標準の漢字変換ソフトであるMS-IMEで「みくる」と打って変換しましたら「未来る」=【未来】+【る】と変換されました。何となく「未来を作る」の動詞のようで格好良いなと感じ、会社のイメージにぴったりと判断したのでした。
※次回は決定までの過程をもう少し深く掘り下げてご紹介します。
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://hirameku.com/mt/mt-tb.cgi/592