第19話 『コーヒーに入れる低脂肪乳』......低脂肪乳という新しいアイデアの種
「これはイケそうだ」と思えるアイデアの花が咲きますと、後はアイデアの実にするために、例えばですが「何故、日本には無いのだろうか?」という調査が待っています。(※アイデアの実に関する内容を含んでいますが関連しているので続けます)
実は同様の商品が存在することを知らないだけかもしれませんし、食品としての特性上の問題があるのかもしれません。
「そういえば、カナダやアメリカには植物性乳製品と動物性乳製品がミックスされたミルクまでスーパーで1リットルのパック入りで販売されていたな。」そんな気付きからも、日本での食品を扱う法的問題があるのかもしれないし、保存方法や賞味期限に問題があるのかもしれないといったことも調べる必要があります。
そもそも単純な牛乳ではなくコーヒーに合う乳製品とはどのようなものなのだろうか?
そんな根本的な問題にまで踏み込むことも重要です。乳脂肪率が20%程度の乳製品がコーヒーの風味を損ねたり、薄くせずにミルクの風合いをプラスすることができるらしいといった情報も仕入れたりするわけです。
しかしながら、オーストラリアで出会いました紅茶に入れるミルクが【低脂肪】のもの(低脂肪牛乳と同じ程度の濃さ)だったわけです。今回のケースでは美味しさを求めて【高脂肪】ではなく【低脂肪牛乳】という新しい【アイデアの種】を発見したことがアイデアの花につながります。
例えば、スターバックスでは低脂肪乳のミルクも常設しているくらいですからニーズはあると考えることができます。
そうした流れから、【コーヒー用】ではなく【紅茶用】と考えてみたところ【紅茶用低脂肪ミルクポーション】が日本でもイケるのでは無いかと閃いたわけです。
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