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ヒラメクトップ第8章 アイデアの花

第25話 『チップ制』......欧米では当たり前の習慣もアイデアです

海外には、単純に日本に無いものがあったり、日本ではまだ成功していないサービスがあったりするだけではありません。

アイデアを考えているのはあなた自身なわけですから、つまりあなたの考え方に左右されるはずです。既に凝り固まった物の見方、既成概念が邪魔をすることが多々あるかと思います。そういったことに邪魔されていることすら、普段居る環境のままだと気付かないものです。既成概念を根底から崩す可能性が海外には備わっていることをお伝えしたいのです。前回も不動産を無料で借りることが一般的であるという事例を紹介しましたが、考え方が凝り固まっていますと家賃は毎月支払うべきものと考えてしまうことでしょう。

新しい考え方を取り入れるのはどこの国からでも構わないのですが、自分は、自分の国にいるのだからこそ、今の考え方をしているのだということに、まず気付かされるかと思います。それぞれの国における様々な考え方、例えば、商売上、生活上の習慣、日々の生活に対する考え方、家族に対する考え方、仕事に対する考え方など、全く違うことに気付かされるのです。

具体的な例を挙げますと、アメリカではチップをお金のまま渡すのに対して、日本では何かに包んで渡すことが一般的です。もらう側はそれを開けてみるまでいくらもらったかが分かりません。そういった曖昧さが商習慣にも出てきてしまえば、単純に値段交渉でも肝心な部分が曖昧であるといったトラブルも産まれるかもしれません。

ここから得られるアイデアの種は、【チップ】【感謝】【お礼】【お金】【金額の明示】【曖昧な金額】などです。例えば占いをしてもらう際にも金額が明示されていることで安心してお店に入ることができるといった気持ちを持ってもらうためのアイデアが生まれてくるのです。

そもそも『チップ制』にはサービス業において【従業員モチベーション向上】【サービス向上】【賃金抑制】といったアイデアの種が含まれています。

支払う側からは負担が増えるわけですが、内需拡大の必要性に迫られている日本においてもサービス業を発展させるために【チップ】というもの自体が大切なアイデアの種とも言えるでしょう。

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