第2話 考えることを節約する脳
前回ご紹介した『頭脳は考えるのを節約する仕組みになっている』という理論は、まさに私の考えと合致していました。
人が考えないようになってきたというのは、そもそも仕組みとして考えないように出来ているとなれば、この現状が良く理解できます。
日常のちょっとしたことが面倒だという人は多いでしょう。
例えば、使った物をいちいち片付けないといったことですが、これと同じように、日常で「考える」という行為をなるべく行わないようにしている方がほとんどだと思います。
そもそも新しいアイデアを閃かせようなんて日常的に行っている方は皆無なのでしょう。
そういった方へのヒントも多湖教授は出してくれていまして『面倒だと好奇心が薄れている』のだそうです。
また、『しきたり伝統に慣れ発想や見方が固定化、縮小化する』ということですから、考えるということを面倒くさがらず何事にも好奇心を持って接し、また、固定化した発想や見方を取り払うことが大切なのでしょう。
柔らか頭が大切といったことを良く耳にしますが、柔らかくする前にまずは脳を働かせるところからのスタートですね。
言うは易し、行うに難しなのは確かですが、極めて重要なことですので紹介させて頂きました。
※次回は、子供のころ誰もが思ったであろう「何故○○なの?」という思考についてお話します。
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