第3話 何故を増やそう
皆さんが小さい頃「これはどうして○○なの?」「これは何故ここにあるの?」「どうしてこういう名前なの?」というように、あなたの親や周りの人に質問をしていたかと思いますし、お子さんがいらっしゃる方なら、そのような問いを頻繁に受けているかと思います。
子供は、そうやって質問をして納得がいくかどうかに関わらず、回答を得ることによって自分の知識や考えというものを成熟させていきます。ですが、いつまでも同じようにするわけではなく、大人になるまでにそういった質問を止めてしまう人がほとんどかと思います。
「今さら人に聞けない○○」なんてタイトルの本を良く見かけますが、「知らない」「分からない」ことに対して羞恥心を抱くから質問を止めてしまうのでしょう。ですがアイデアの閃きにとって、こういった「何故」が無くなっていくのは非常にマイナスなことなのです。
多湖教授も指摘されておられるように、様々なことに対する気付きは。この「何故?」「何だ?」から始まることが多く、できれば絶え間なく「何故」と感じるようにスイッチを入れておくべきかと思います。まさにアイデアの根が水分を吸収し続けるようにです。植物の根も水分を吸わなければ自身が枯れてしまうように「何故」が無ければアイデアの花は開くことができません。
※次回は、この「何故」という感覚について、簡単な例を挙げてみます。
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