第6話 パソコンで仕事をするのが当たり前!?
パソコンで仕事をするのが当たり前だし、ネットを活用した方が効率が良い。
そういった当たり前だと感じてしまっているようなことには、見えなくなってしまった大切なことが隠れているかもしれないわけです。ある意味、疑ってかかれといった感じですね。
日本は、パソコンで仕事をしていなかった時の方が人も経済も元気が良かったし、鬱病や自殺をする人も少なかったのは事実です。何か大きな問題が隠れているのは間違い無さそうです。
もしあなたが会社に入って数年しか経っていないようでしたら、パソコンを使わずに仕事をされていた世代の方に、今の業務を以前はどのように処理していたのかを尋ねてみても良いでしょう。新たな発見が必ずあるはずです。私は1991年から仕事をしてきましたが、1996年NTTに入社した時にはまだ手書きの書類があふれていましたし、かろうじて富士通OASYSのようなワープロを使って文書作成している程度でした。インターネットなんて勿論ありませんでした。
営業部に所属していても、お客様ごとの提案書というものがほとんど存在していないような感じでした。これもまだ12年前の話ですし、今でも多くの会社で一人一台のパソコンが導入されているわけでは無いと思います。
パソコンで仕事をしたり、パソコンで資料を作成したりするのが当たり前だと感じていては見えて来ないことがあるはずです。
どんな当たり前に見えることにも、「何故」を投げかけてみる、こういった訓練をしてみると良いでしょう。
※次回からは、「脳を使う」ということについて、考えていきたいと思います。
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