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ヒラメクトップ第6章 アイデアの習慣

第14話 フォーカスされていない

人は誰でも目が前についていて、凡そ180度の視野があるわけですが、見えているといっても全ての範囲が同じように鮮明に見えているわけではありませんよね。自分が意識してみようと思っているところ以外は、少しぼんやりしているかと思います。

例えば、車を運転される人であれば経験があるかと思いますが、運転中はどうしても前の車に意識が集中しがちですが、安全な運転をするためには、どこかに意識を集中するよりは、ぼんやりと全体を見るようにした方が良いわけです。ある意味ですが、どこにもフォーカスが当たっていない状態です。何かが動いているということは認識していても、その何かをはっきりと見ているわけでは無いといった感じです。

電車に乗っている時に窓の外を見ているとします。建物や風景をじいっと見ていて看板に書いてある内容を見てみたり、ある建物に興味が沸いたり、誰か人の動きを見てみたりと意識すれば、様々な情報が入ってくるかと思います。

ですが、つい、ぼ~っとしていて目は開けているんだけど、情報としては何も入ってきていない状態ってありませんでしょうか?

景色が流れているというだけで、自分の意識としては実は目の前のこと以外に移っている状態。これは音楽や音についても同様で、聴いているようで聴いていないという状態はよくあるかと思います。

「○○さん、ぼ~っとして、どうしました?」
「あ、ごめん、別のこと考えてた」

なんてことが日常的にありますよね。聴いているようで聴いていない、目を開いているから何かが見えている見えているはずなのにはっきりとは見えていない。その時、頭の中では違うことを考えている。その考えているという状態は誰かと話していたり、自分が何かをしていたり、自分が何かをしていたことを思い出していたり、自分に何かを語っていたり、誰かの行動を思い浮かべていたりと、はっきりと鮮明なものなのかは別として、何らかのイメージが頭の中にあるはずです。

※次回も、このお話の続きです。

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