第28話 考えのフィルター
文章を自分の「考え」や「理解」や「感情」のフィルターに通しながら読むということを意識されることがあるでしょうか。
要点を押さえて「だいたいこんな感じのことが書いてあった」と概要だけを記憶することと、文章として理解しているのとでは、後から情報として引き出す時の精度の高さが違うと考えています。
また、考えのフィルターに通すことで非常に重要なことが、出来る限り、数値が多い、少ない、状況がすごい、たいしたことないと感じた感情とその情報をセットで覚えることです。そして、何か絵や映像などイメージできるものが情報に合わされば更にその情報は長く記憶されやすくなります。
記憶法の中には何かを覚える時に絵とセットで覚えるというものがあるそうです。これは普段の読書や人との会話などにも応用が可能なのです。
例えば、絵で無くてある曲の歌詞を覚えるにも歌のメロディとセットだからこそ複雑な歌詞を記憶できますし、メロディや歌詞の流れがあって初めて思い出すこともできます。
是非、文章を読みながらイメージやあなたの感情をその内容ごとに感じるようにしてみて下さい。
特に数字は、誰かが多い、少ないと反応した感情を一緒に記憶すると数字の先に多かったとか少なかったとかが数字を思い出すキーとなります。
※次回は、「思考の発散」という、アイデアを出しやすくするために、非常に重要なことについてお話したいと思います。
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