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ヒラメクトップ第6章 アイデアの習慣

第55話 考えをパソコンで入力するには?

前回までは、メロディと頭の中の情報の結びつきについてアクセスキーという表現を用いて説明させて頂きましたが、文章を書くという行為におけるアクセスキーについてを見てみたいと思います。

携帯のメールを書く時でも自分の考えを入力して送るなんてことは非常に難しいもの。相手の言葉のどれかをきっかけにして返事の内容を見つけようとしていることと思います。ちょっとした気の利いた一言を入れるのも意外と大変です。

男性の場合は特に、慣れていないからかもしれませんが、結局は用件を伝えるためだけの道具としてしか使えていないことも多いのではないでしょうか。

さて、本を書くのってどうなのでしょうか? 実はさっきのように、書くために自分にアクセスするキーが必要なようです。自分の頭の中にぶすっと刺すようなキーが必要なのです。

ある小説家の方のお話です。ある一小節が書き上がったとすると次の一小節の書き出しまで書いてしまわないと次の展開を書くのが難しいということがあるそうです。この例で言えば、次の小説の書き出しの文章こそがそのアクセスキーのようです。

私の場合は次のような感じです。長年の経験からずっと考えてきた内容を初めて書こうと思い出した時から、確か一週間程度経った頃にだいたい頭の中でA4で300ページ以上の内容があることが分かりました。結局は一度頭の中にある程度の内容を書いてみたわけです。頭の中に書くということは誰かを想定して話しかけているというような行為に近いかと思います。そして、適当なのですが、ある程度の目次を作ります。そして、ポイントとなりそうな内容を思い出すためのフレーズを書き出しました。それが各節のタイトルとなっているものです。

その目次と節毎のタイトルを見ながら、順番を考えながら一度頭に書いた内容を思い出していくような感じになります。

※次回は、私のこの経験談を元に、アクセスキーの重要性について、お話したいと思います。

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