第57話 インプットする情報へのタグ付け
自分にアクセスするキーという表現をしていますが、そもそも自分の考えに誰かが勝手にタイトルを付けているわけではありませんので自分自身で考えないといけないわけです。後で検索する時に引っかかりやすくするためといった感じなのですが、それがネットでも行われているタグ付けのような感じであると認識するようになりました。
自分自身の考えや外から得られた情報にタグ付けという作業を行うわけですが、簡単な例で説明した方が良いかもしれません。タグというのは洋服などに付いている商品タグで用いられている、あのタグと同じ意味です。何かやらないといけないことを思い出すためにポストイットで要件を書いてパソコンや机に貼り付けていらっしゃる方も多いかと思いますが、そのようなイメージで自分の考えにタイトルを付けるとするとどうなるかという発想で、この本の各節のタイトルに当たるような「○○が○○する」といった程度の簡単なタグを考えるわけです。そして、それだけをメモっておくわけです。
先ほどの付箋のように誰もが気にせずごく普通に行っている行為のように思いますが、自分の頭に付箋は貼れませんので、ある特定の場所にメモを書くわけです。私の場合はパソコンのデスクトップ右側のGoogleDesktopツールのメモの蘭にどんどん記述していきますし、パソコンが無い場合はメモ帳やコピー紙、普段持ち歩いているアイデア帳にメモをするようにしています。このメモは文章だけでなく、図や絵というケースもあり、この本で言えば最初の頃は種が芽を出したり、木が大きくなるような絵を描いていました。それらの文字や絵こそが自分へのアクセスキーだったわけです。
※次回は、日常生活におけるコミュニケーションに、このアクセスキーを応用する事例をご紹介します。
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