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ヒラメクトップ第5章 アイデアの環境

第3話 脳を空けてみる

前回は、見ているようで見ていない、聞いているようで聞いていないといった、脳が空いている状態について少しお話しました。アイデアを生む時の脳は、働いていないわけでは無いのだけれどもどこにもフォーカスが当たっていない時ということが重要です。それでは、意図的にそういった状態を作る方法について少しだけご紹介したいと思います。

会社のオフィスで仕事をしていますと、他の人のおしゃべりが気になったり、他の人の視線が気になったり、電話を取らないと行けなかったり、何かと注意を払うべきところがあったり、また、嫌でも目や耳から雑音が入ってくるものかと思います。いつ何時、誰かがしゃべり掛けてくるかも分かりません。そんな時に無視するわけにも行かないものですよね。

集中して勉強したり、仕事をこなそうという時は、会議室にこもってみたりして一人の時間を作るという対処法もあるかと思いますが、脳を空けるというのは何かに集中する行為とは異なります。

私が実践している方法をご紹介しますと、まずは自分のことを知らない人ばかりの場所、もしくは無視しても問題無い程度の人しかいない場所に行きます。恐らく他の人も自分にあまり気にしていないであろう空間であれば良いので、例えば頻繁に行くわけでは無いカフェといった所で十分です。可能であれば見知らぬ土地に行くのが良いでしょう。

そして、人の話し声や騒音が聞こえなければそのままでも良いのですが気になる場合は良く聞く音楽をヘッドフォンで聞きます。聴くのではなく「聞き」ます。何となく音楽は感じているんだけど歌詞やメロディーに完全に集中していない状況です。

※次回も、引き続き、脳を空ける方法についてご紹介します。

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