第7話 三人寄れば文殊の知恵
三人寄れば文殊の知恵という言葉を聞いたことがあるかと思います。一人では解決されない問題も3人寄れば素晴らしい知恵が出るものだという意味でして、知恵という大切なものを昔の人も求めていたのだということが分かる言葉です。
さて、それでは何故三人寄ると知恵が出るのでしょうか? 二人でも四人でも無く三人なのでしょうか?
これまで説明して参りましたようにアイデアの種も葉も花も一人の時の三倍になりますし、人の話を理解しようとしながら同時に自分の意見を言おうと考えをまとめたり、どうやって伝えるのが良いのかということを考えるということを行っているため、私が申し上げる二つ以上のことを同時に考え、勘違いを発生させるのに最善の環境になっています。
また、感情のイメージ法もお話しましたが、どのような三人が集まったとしましても物事を全く同じように捉える人はいません。つまり自分の意見を言った時に、他の二人はどう反応するだろうかといった風に、相手の気持ちを二人分イメージするということまでも行っています。こっちからは同意されそうだけど、こっちからは反発があるだろうなといったように考えるのです。
それでは、三人では無く二人でも四人以上でも良いように思われるかもしれませんが、私は三人というメンバー構成はとても重要な最小且つ最大の構成では無いかと考えています。
※次回は、「三人」という数字の根拠についてご説明します。
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