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ヒラメクトップ第7章 イメージの力

第29話 イメージ力で単純計算を解く

1+1を2と回答できるのはイメージの力であり計算ではありません。

逆に、54+87を「1繰り上がって......。」と考えるのはイメージ力ではなく、計算という行為です。そうではなく、見た瞬間にイメージで141と閃くことが前頭前野を鍛えることにつながるのです。

例えば、こういった2桁の計算は、普段町を歩きながら車のナンバープレートで練習するのが効果的ですし、とにかく数字を見たら足し算の結果をイメージできるよう癖付けしてあげてみて下さい。非常に安上がりで手軽な前頭前野の鍛錬法です。

見てすぐにイメージできるという状態は、1桁のかけ算を小さい頃に「ににんがし、にさんがろく」といように九九として暗記した結果。見た瞬間に答えが分かるといった状態のことを指します。ただ、今ご紹介している方法は九九とは異なり、練習していくうちに、「こういった数字の並び通しのパターンが来た場合にはこういった計算結果のパターンになる。」といったパターンマッチングのような暗算になっていくことをイメージして下さい。

例えば、30984÷234をすぐに回答するのは困難ですので計算するという作業が必要ですよね?

つまり、見た瞬間に、答えを、計算ではなくイメージできる「単純計算」という意味であり、またこれこそが大切なのです。誤解のないように触れておきますが、もし小学生が前頭前野の鍛錬を行うといった場合に「自分の学年より1つか2つ下の計算をするべきだ」という意味ではありません。誰にとっても小学2年生程度の問題がちょうど良いかと思います。

※次回は、「音読」という行為が、なぜ前頭前野を鍛えるのかをご説明します。

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