第38話 フラれることだって

さて、前回は自分が相手に対して思うことについてでしたが、当然のことながら逆のことだって言えるわけです。

自分自身を相手に誤解されて付き合い続けることもお互いにとって良いことではないでしょうから、自分はどういう人かを付き合う前にしっかり伝えることも大切でしょう。

特にこの点について自分はどうしても譲れないというものがあるのであれば、それが気にならないか、良いと思ってもらえる人と付き合う必要があるわけです。

僕の元部下の話で、営業が得意で仕事に関してとてもアクティブな人だけれど休日はできればのんびりしたいというタイプなのですが、新婚旅行で海外に行った際、本人はホテルでゆっくり過ごしたいのに、奥さんは折角海外に来たのに観光しないなんて信じられないということで、荷物をまとめて日本に帰ってしまえと言われたそうです。

いわゆる成田離婚ですが、どちらが悪いということでは無いわけです。休息を日頃の糧とする人と様々な行動が糧になる人のどちらが良いとか悪いとかの話ではありません。重要なことをお互いに確認していなかっただけの問題だと思います。

更には、盛り上がっていた時には気にならなかったことが駄目になっていくことだってあります。愛さえあれば、「あばたもえくぼ」で有り続けるわけではありません。ちょっとしたことで愛情が薄れれば、欠点が目についてしまい、それがストレスになるものだと思います。

フラれるのも別れるのも嫌なものですよね。ましてや離婚となるとパワーもいるし、本当に大変なものです。

お付き合いを始める前、いや、出会いを求める前の準備も大切だろうなと感じ取って頂ければ幸いです。

とまあ、このように書きつつも恋愛は本当に複雑なものですので、理想の出会い、理想の結婚って、ビジネスで成功するよりも難しいだろうなと再認識している次第です。

※次回は、僕の事例も踏まえながら、もう少し準備のアイデアについてお話します。